銀座『つばめグリル銀座コア店』創業92年、ハンブルグステーキに陶器マグの生ビール

銀座『つばめグリル銀座コア店』創業92年、ハンブルグステーキに陶器マグの生ビール

2022年2月18日

1930年に新橋で創業した歴史あるハンバーグレストラン『つばめグリル』。都心や横浜で20店舗以上を展開し、都民にはお馴染みの洋食店ですが、実はビヤホール的な要素があります。かつて本店を構えていた銀座で営業する「銀座コア店」から、その魅力をご紹介します。

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新橋駅構内食堂がつばめグリルの原点

つばめグリルの旗艦店は品川駅前にあります。ですが、当サイトでは、あえて銀座コア店をご紹介します。理由について、つばめグリルの背景から解説していきたいと思います。

鉄道省時代の新橋駅で、構内食堂として営業をはじめました。創業は1930年(昭和5年)、秋のダイヤ改正のとき。東海道本線の特急「つばめ」の運転開始と同じタイミングです。つばめグリルの店名は、現在も全国の鉄道やJRバスで使われているシンボルマーク・列車愛称の「燕」からきています。

構内食堂は1946年には銀座一丁目に移転。長らくつばめグリル本店として営業してきましたが、その後、旗艦店の役割は品川駅前に移し、銀座での営業は、銀座5丁目にある銀座コアの地階で続けられてきました。そうした背景から、本店を銀座に構えていないながらも、つばめグリル銀座コア店は銀座百店会に名を連ねています。

外観

銀座コア店は、銀座5丁目の銀座コア地階。銀座通りからつばめグリルがあることは分かりづらいのですが、銀座プレイスの連絡通路を経由することで、地下鉄銀座駅と地下道で接続されています。銀座で洋食をおつまみにビールやワインを楽しむ店として穴場かもしれません。

ランチのピークを過ぎれば、飲み慣れた紳士淑女が静かにお酒を楽しむ、銀座らしい独特なやわらかい空気に満ちてきます。長く続く有名店ですから飲み慣れた常連さんが多いのも特長です。

内観

店の雰囲気もまた、他のつばめグリルと異なります。多くのつばめグリルは、ルミネやアトレなど駅ビル内に出店しています。駅構内食堂として創業した「つばめグリルらしさ」とも言えそうです。

対して銀座コア店は、90年続く老舗洋食店としての表情を持っており、広くゆとりがあり、落ち着きを感じる店になっています。こういう雰囲気は、ハンバーグをつまみにお昼からビールを飲みたい!というときにぴったりです。

伝統の陶器マグで飲むビール

つばめグリル銀座コア店は、例えるならば「家族連れで利用できるビヤホール」です。ファミレスとは異なります。子供はハンバーグを食べて、大人はクオリティの高い生ビールを片手に自家製ソーセージに舌鼓をうつ、そんなお店です。老若男女、一人飲みを楽しむ人の姿もみられます。

陶器のビアマグで提供される生ビールは、長年続くスタイル。ビールは銀座にゆかりのある日本麦酒、現サッポロビールの黒ラベルです。それでは乾杯!

どっしりと重たい陶器マグは、本場ドイツのビヤホールのよう。

品書き

つばめグリルは、陶器マグのビールをはじめ、ソーセージやアイスバイン、看板料理のハンブルグステーキと、ドイツがテーマの洋食店です。

※訪問後に値段改定がありました。文中の値段が掲載時の最新情報です。

ビール

樽生は、ピルスナーのサッポロ黒ラベルと、黒ビールのサッポロ ヱビス プレミアムブラックの2種類。黒ラベルは、レディースジョッキ:605円、生中ジョッキ:715円、生大ジョッキ:1,221円。ハーフ&ハーフ:627円~も楽しめます。

ワイン

ハウスワインは、チリのカイケンで、赤はカイケン エステート カベルネ ソーヴィニヨン:715円、白はカイケン エステート ソーヴィニヨン ブラン セミヨン:715円、スパークリングはカイケン スパークリング ブリュット:759円。

銀座コア店限定でチリのハイクオリティワイン、パープル・エンジェル ボトル:15,180円など、さすが銀座といえるお酒も揃っています。

オードブル・おつまみ

ビヤホール的な利用をする人御用達、冷製オードブル(田舎風パテ・もも肉のハム・タンの塩漬け・アイスバイン)盛り合わせ:1,078円。

自社工場でつくる自家製ソーセージの盛り合わせ:1,265円、自家製アイスバイン:2,750円、田舎風パテ:682円、ニシンの酢漬けつばめ風:682円、鶏の唐揚げ:781円など。

メイン料理

豚ロースのステーキ:1,518円、ロールキャベツ:1,100円、ブイヤベースのおじや:1,320円など。

ハンブルグステーキ

つばめ風ハンブルグステーキ:1,815円、ジャーマンハンブルグステーキ:1,540円など。

すぐにハンバーグは頼まず、まずは前菜でビールを満喫

田舎風パテ(682円)

つばめグリルで飲む楽しみのひとつが、田舎風パテ。シンプルで美味。特筆する個性はないものの、昔から変わらない逸品です。

自家製フランクフルトソーセージ(759円)

噛むとパリっと肉汁が飛び出しそうになる、プリプリなフランクフルトソーセージ。

主役のハンブルグステーキに限らず、サイドの肉料理がどれも期待以上なのがつばめグリルで飲みたくなる理由ではないでしょうか。

宮城県産サーモンのムニエル(1,375円)

家族で利用するならば、シェアして食べやすいサーモンムニエルもおすすめ。濃厚なバターのソースがワインを誘う美味しさです。

つばめ風ハンブルグステーキ(1,815円)

つばめグリルを象徴する「画」は、この膨らんだアルミホイルでしょう。公式情報によると、1974年にパピヨット(包み蒸し)料理にヒントを得て編み出した同店のロングセラー。つばめグリルの人気メニューだった、ビーフシチューとハンブルグステーキを一緒に包み焼きしたということから「つばめ風」を名乗るようです。

幼少の頃から好物で、家族で食べに来ていたつばめグリル。昔はデミグラスソースだと思っていたのですが、ビーフシチューだったのですね。シチューの牛肉が一緒に添えられていて、これも嬉しいポイントです。添加物不使用、店で手捏ねしているそうです。

シチューに流れる肉汁は、じゃがいもとまぶして食べて、二度、三度と楽しめます。

今日はつばめグリル飲み。そう決めた日は、ビールからワインのカラフェ(1,760円)にシフトして、ゆったりと銀座のお昼酒を楽しむのはいかがでしょう。

お買い物だけではなく、ちょっぴり贅沢な昼飲み場所として銀座を歩くのも楽しいです。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名つばめグリル 銀座コア店
住所東京都中央区銀座5-8-20 銀座コア B1F
営業時間営業時間
11:00~22:00
日曜営業
定休日
不定休
開業年1930年