【保留】三越前「立ち飲み倶楽部 樽小屋」 日本橋で一寸一杯!華やかな街、路地の先で。

【保留】三越前「立ち飲み倶楽部 樽小屋」 日本橋で一寸一杯!華やかな街、路地の先で。

2019年3月4日

一寸一杯を立って飲んでいく文化は江戸時代から江戸の人々の日常にありました。立ち食い蕎麦、立ち食いの江戸前寿司など、江戸時代に始まって今に続く食文化は多数あります。屋台でちょいと摘んで…なんていう姿は、今も昔も変わりません。

東京の立ち飲み屋の数は、年々増加傾向。皆さんも、せっかちで”粋”を好む江戸の人のように、ちゃちゃっと一寸一杯引っ掛けていきませんか。

江戸の商人たちが集まった日本橋。お酒や醤油は新川へ、魚は当時日本橋にあった魚河岸へ集まり、経済の中心というだけでなく、食文化の発信地だったことはご存知の通りです。そこで働く人が忙しい合間にきゅっとお酒を飲む文化は、今も息づいています。

日本橋三越から徒歩1分の路地にある「立ち飲み倶楽部 樽小屋」もそんな一軒です。

 

こんな場所に立ち飲みがあるの?と驚くような立地に、2005年から店を構える人気店。連日、仕事帰りのお父さんたちで賑わいます。

人気の理由は、なんといっても手軽さです。東京メトロ銀座線の三越前駅はすぐですし、JR東京駅も徒歩圏。まさに、ちょいと一杯のつもりで…(スーダラ節)の歌詞の気分。

 

豊洲から来る豊富な魚介類も惹きつけるポイントでしょう。200円からと小銭で買える小鉢やお刺身をひとつ、ふたつ選んで、適当な場所に陣をとり、あとはお気に入りのお酒をきゅっとやるだけです。立ち飲みは日常のちょっとした幸せを感じる場所ですね。

 

樽生はサントリーザ・モルツ、瓶ビールはサッポロ黒ラベル。生ビール、酎ハイ類、ハイボールも300円から400円と、この立地から考えられないほどリーズナブル。それでは、乾杯!

浦霞や澤乃井といった地酒も豊富で、こちらも400円台が中心です。

 

おひたし、あら煮、さつま揚げや厚揚げと、ザ・昭和酒場な小鉢の数々。ひとりでちょうどいいボリュームなので、前後でしっかり飲む日でも、なんとなくぶらり立ち寄れるのが嬉しいです。もちろんお通しはありません。

タコ刺し(300円ほど)はいつも並ぶ定番品。人気メニューです。

 

キャッシュオンで支払い、好きな場所で飲食をするカフェテリアスタイル。千円で2杯1品が楽しめます。ちょいと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやら梯子酒?

東京らしい献立・雰囲気の立ち飲みですので、東京出張の際にもおすすめです。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

立ち飲み倶楽部 樽小屋
03-3279-5232
東京都中央区日本橋室町1-12-14 磯野ビル 1F
17:00~(L.O.21:45・日祝定休)
予算1,300円