吉祥寺「カッパ」小さくても街にとって大きな存在

吉祥寺南口にある小さな繁盛店「カッパ」はもつ焼きのお店。平日であっても16時半の口開け前にはお店の前に行列ができるほど。

京王井の頭線の吉祥寺駅が建てかわりイメージ一新となった駅南口も、駅の前は昔ながらの細い路地に小田急バスがぶんぶんと入り込んでくる景色のまま。そのままマルイのほうへと歩いてすぐのところにあります。

建物の外観は新しそうですが、お店は昭和45年の創業。吉祥寺で長年愛され続けているもつ焼き店です。

店内はぐるりとコの字カウンターと壁側のウェイティングスペースとして使える立ち飲みスペースがほんのちょっとのコンパクトなお店です。ここが連日大人気。比較的若いお客さんが多いは吉祥寺という場所柄でしょうか。それでも、昔から通い続ける常連さんが、いつもと変わらぬメニューと名物ドリンクの老酒をクイっと飲んでいく姿も見られて、みんなカッコイイんです。

中央の焼き台で次々と焼いていくご主人と、それをスマートに補佐する若い店員さんが作り出す雰囲気は、まるで割烹のよう。いえ、大衆的なコテコテの酒場なのですが、ここの雰囲気はやはり他とはちょっと違う。