卓上ロースターで羊串焼!上野『千里香』は四半世紀親しまれるガチ中華の大定番

卓上ロースターで羊串焼!上野『千里香』は四半世紀親しまれるガチ中華の大定番

四半世紀親しまれてきた本格中華(ガチ中華)『千里香』の上野本店を取材。中国東北料理や延辺料理を提供する人気店です。名物は卓上の炭火マシンが自動で焼き上げる「羊肉串」。店員さんはもちろん、お客さんも大半が中国語話者という、現地感100%な空間。今回は羊をツマミに飲みたくて、一人、バックパッカー気分で冒険してきました。

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アメ横の地下は大陸と繋がっていた

上野駅や御徒町駅から歩いてすぐの場所にある上野中通り商店街。多国籍な飲食店が立ち並ぶエリアですが、目指すお店はごちゃっとした飲食ビルの地下にあります。階段を下りると、そこはすっかり海外旅行気分を味わえる空間です。

店内は全席禁煙で清潔。大陸の商業施設や駅に隣接する食堂街にあるような雰囲気で、私が好きな路地裏情緒とは異なりますが、これはこれで楽しい!思わず、バッグの中にパスポートがあったか確認してしまうくらいリアルチャイナ。

お客さんの会話も現地の言葉が多く飛び交い、本場の味を求めて集まっていることがわかります。ここは中国吉林省(延辺朝鮮族自治州も含む)の郷土料理も提供する、東京でも珍しいお店。ガチ中華であり、朝鮮の食文化にも触れられます。本記事では羊肉の串焼きに焦点を当てますが、「延吉冷麺」も中国東北地方出身者やグルメマニアの間で評判と聞きます。

卓上の炭火マシンが自動で回転させる羊肉串とビール

本来は2人以上のグループ向きお店ですが、今回は果敢に1人で挑戦しました。海外一人旅特有の緊張感をもって、いざ入店。早速、レジの店員さんに中国語で人数と串焼きを食べたいのか尋ねられましたが、日本語で話しても通してくれました。

キリン一番搾り中瓶

まずはキリン一番搾りの中瓶をもらって乾杯。生はアサヒスーパードライ、瓶では青島ビールもあります。

羊串焼き:220円~

一人でも串焼きは注文可能。ただし頼むには最低10本の注文ルールがあります。オリジナルラム肉、特製味付ラム肉、マーラーラム肉、ハツ、魚肉団子をそれぞれ2本ずつ選択。豚やホルモン、鶏肉なども揃っていますが、普段あまり食べない部位や味付けを選ぶのが良さそうです。

日本語がほとんど通じない店員さんが、サッと手際よく炭火をセットしてくれます。大箱の店内で各テーブルが炭火を起こしているのに、煙たさは一切ありません。

卓上の自動串焼き機は、手前側に左右へ往復する穴の空いたプレートが備わっています。そこに串の手前にある歯車をはめ込み、串の反対側を奥のひっかけにのせる仕組み。すると、いい具合に串が回り、勝手にムラなく焼き上がっていきます。

自分で串を焼く焼き鳥屋は都内にもいくつかあり、これまでも遊んできました。ただ、焼肉と同じで肉と火力の面倒を見ないと焦げるため、気になってお酒をゆっくり飲めません。でも、この自動回転マシンなら、頻繁に串の様子を見なくて済むので楽らくですね!

焼き上がった串は、もともと味がついていますが、オリジナルのスパイスを追加して好みの味に調整できます。

強烈な赤色のスパイスに反して辛さは穏やかで、クミンの香ばしさが際立ちます。

中華圏の空港に漂うあの香りに旅の思い出がある人には、懐かしさを感じる味わいです。

階段を上がれば東京。日常と非日常が交差するガチ中華

締めには黒い「味付け牛肉チャーハン(1,100円)」を注文。

色が濃い見た目ですが、決して塩辛くはありません。深いコクがあり、これで紹興酒を合わせないのは罪なくらい本格的な味。

少し残しておいた串の肉を上にのせて、最後まで美味しくいただきました。

異国情緒を満喫し、お腹も十分に満たされてお会計を済ませます。当然ですが日本円が使えます(笑)

地下の店舗を出て1階の地上へ上がると、そこにはいつもの上野・アメ横の風景た。スカイライナーにも乗っていないのに、一瞬にして東京に帰ってきた気分で頭が”バグ”りそう。国際化著しいこのエリアならではの面白さです。

本格的なスパイスと羊肉の組み合わせは、いつもの酒場とは一味違う新鮮な驚きを与えてくれます。通し営業で利用勝手も良いため、お買い物帰りや昼飲みなど幅広い用途で楽しめます。上野は深掘るほどおもしろい。

店舗詳細

ラム肉串焼きメニュー
羊・牛ホルモンメニュー
麺類・チャーハンメニュー
一品料理メニュー
店名千里香 上野本店
住所東京都台東区上野4丁目2−6 上野西田ビル B1F
営業時間11時00分~23時00分
創業2000年代初頭に六本木で開業
2019年 上野本店オープン