南千住「遠州屋本店 高尾」 大正15年創業、山谷最古の名酒場


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南千住から浅草へ向けては上46系統と東42系統という二本の比較的本数の多い都営バスの路線があり、待ち時間少なく移動することができます。上46はそのまま乗っていれば上野松坂屋まで行きますので、南千住から浅草にかけてはバスを使えば割と便利なエリアです。山谷というと昔のイメージがどうしても残りますが、いまはバックパッカーが利用する明るい雰囲気の宿泊施設も増えて雰囲気は変わりつつあります。

そんな山谷には3つの名門酒場がありまして、今回ご紹介するお店はここで最古の酒場「遠州屋本店高尾」です。日本堤の交差点横にあり、バス停が目の前にあるので、南千住駅から徒歩10分とはいえアクセスは良好です。むしろ、上野、浅草、浅草橋、一部は東京駅からもバス一本で来れるので、移動手段をしっかり把握していれば便利な場所です。

 

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大正15年創業、山谷で現存する最古の酒場、遠州屋本店高尾。どっしりとした風格ある店構え。老舗の大衆割烹らしい素晴らしい歴史を感じるカウンター・小上がりが広がります。厨房は広く、調理の様子がみえるいわゆる割烹スタイル。

静かに、BGMのない店内に調理の音やお客さん同士の小声の会話が、ますます穏やかな名酒場たるムードをつくりだしています。

 

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旅館や地方の料理屋のような広々とした店内。一度お店に入るとせわしなく梯子なんてせずにどっしりと飲ませてもらいたくなります。

 

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ビールはヱビスと黒ラベルから選べます。この二択は悩むところですが、まずはサッポロの定番黒ラベルから始めましょうか。

 

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それでは、いつものように乾杯!いまどきのジョッキよりも一回り大きい老舗らしい生中に嬉しさいっぱい、品質のいい黒ラベルは最高です。

 

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ドリンクメニューがこちら。黒ラベルにヱビスに瓶の黒ラベルも置いています。昔、サッポロビールが扱っていたギネスはいまはキリンの商品ですが、それも変わらず取り扱われています。酎ハイは焼酎割りと書かれているのが歴史を感じます。それにしても種類が多い、結構研究熱心?ちなみにベースは氷彩サワーなので、ほんのりとした甘みがあります。

氷彩サワーにトマトジュースをいれた氷彩トマトがお気に入りです。

 

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海鮮メインの大衆割烹料理が中心です。まだ寒いいまの季節は鍋もいいですね。たらちり白子入り1,300円などリーズナブル。

 

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短冊にかかれた品書きをみているとどれも食べたくなってきます。魚だけでなく居酒屋の定番、安心の顔ぶれも揃います。

 

 

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お刺身の種類も多く、そして仕事がとても丁寧なんです。もっちりとした食感とこくのある旨味、久しぶりに良い帆立貝柱をいただきました。

 

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ミディアムレアのハラミ焼き、どうですか、この美しい色合い。ジューシーで口の中いっぱいにお肉の旨味が広がります。わさび、にんにくをお好みで。

 

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ビールから氷彩サワーへ。あらためて乾杯!ふんわりとした果実感、酒場の定番料理との愛称はぴかいちだと思います。

 

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こちらが遠州屋本店高尾のニラ玉。おだしに浸ったラタの卵とじや、フライパンでソテーしたものが一般的ですが、これをみてください。ふんわりトロトロのオムレツ風の卵とソテーしたニラのの組み合わせ。普通の料理も工夫が見られるのがここの素晴らしいところ。

 

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ぜひいろいろ食べてみてください。揚げ物はフライと天ぷらのどちらも置いています。ひとつひとつが丁寧なのが本当に素晴らしい。

 

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カウンターに座ると厨房を眺めて飲むことができますので、ひとり・ふたりなら断然カウンターがおすすめ。並ぶキンミヤのボトルをみれば、ここが地元の方に愛されていることは一目瞭然。広くともキレイにされている店内には、老舗の風格が漂います。

小上がりでちょっとした宴会もできますし、たまにはターミナル駅から離れてこんな場所で日常とはちょっと違うお酒を楽しまれてみてはいかがでしょう。女将さんも若旦那さんも、美味しい料理を提供しようと言うまじめで実直な方なので飲んでいて気持ちいい酒場です。

ごちそうさま。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

遠州屋 本店 高尾
03-3871-4355
東京都台東区清川1-35-5
17:00~0:00(水定休)
予算2,800円



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