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京急沿線は名酒場の宝庫です。記事化していないお店がまだ山ほどあります。 毎日のように居酒屋や角打ちなどお酒を置くお店を紹介し続けても、何年かかっても書ききれない、それだけ日本には銘店が多いんですね。 横浜界隈ならばまずは野毛となりますが、もう少し快特に乗ったらここ「じぇんとるまん」がおすすめのお店となります。 上大岡駅周辺は大規模な再開発が進み、駅前は実に洗練された都会的な雰囲気で、これは酒場を見つけるのは難しいかな…なんて一瞬考えてしまいます。 でも、どうぞご安心を。大阪の天王寺周辺同様、再開発されても人気店はビルの中で生きています。街にとってなくてはならない存在だから！ お店は外観の静かでこじんまり、でも入ってみると店内の左右が広くたくさんのお客さんが飲んでいる様子にびっくりします。 入ってすぐのところから飲んでいる人が大勢いて初めての人はどきどきするかも。 でも、勇気を持って目の前にある冷蔵ショウケース前にいる店員さんに注文を！「瓶ビールとマグロ」と言っておけば間違いなし。 なんと瓶ビール（大びん）は380円という破格の安さ。立ち飲み屋を各店回っていますが、ここの価格が神奈川県で最安ではないでしょうか。 マグロは築地市場が有名ですが、横浜中央卸売市場もかなりの取扱量があり、横浜の飲み屋ではマグロは定番中の定番になっています。 こちらでもお刺身の他にも天ぷらや生姜煮などまぐろ料理の種類は豊富。マグロ刺しは大人気で、食べてみるとなぜ人気かすぐにわかります。 ここの料理はどれも安い！このちくわ天も200円でこのボリューム。空腹でここに来て贅沢しても全然お金かからないですね(笑) 名物の自家製ピザは定期的に変わるオススメピザ（訪問時は明太マヨピザ）とミックスの2種類。これもやはり驚きの価格（350円）。 ランチタイムとか関係なく午前中から開いているお店なので、大びんとピザで700円の幸せお昼ごはんが楽しめます。 メニューは黒板に手書きで書かれていて、日々書き換わっていくので通っていて楽しいです。サンマの蒲焼きなど、庶民派の王道おつまみがいっぱい。 酎ハイ類も250円と非常に安い。元祖酎ハイがあることに驚きますが、豆乳ハイやトマトハイなど種類も多い。珍しいのはプラス50円で焼酎がキンミヤに切り替わります。私は甲類は各社好きなのでプラスはしませんでしたがお客さんの中では「ナカをキンミヤで」と注文されている方もいらっしゃいました。 私は大好物の豆乳ハイで。マイルドな味になってスイスイと飲めます。 お店は厨房を囲むようにコの字カウンターメインの配置に。壁側のカウンターやテーブル席もあり、つめればいくらでも入れそう。お客さんは年配の方が多く、皆さんまさにジェントルマンな飲み方をされています。女性一人でも勇気があれば大丈夫。 お店の人も非常に丁寧な接客で、わからないことはなんでも聞いてみましょう。 この高くつまれたP箱（通函）をみれば、このお店がどれだけ盛り上がっているかおわかり頂けるのではないでしょうか。 毎日のように通われる常連さんも多く、「今日は肉じゃががオススメ」なんて教えてくれるかも。 地元の方の楽園、京急電鉄で横須賀・浦賀方面と東京・横浜方面を通過される際は、ぜひ途中下車して立ち寄って欲しい一軒です。 ごちそうさま。 この記事はあなたのお役に立てましたか？ この記事が少しでもお酒のお役に立てましたら、 ブログランキングのボタンを押して投票をお願いいたします。 （取材・文・撮影／塩見なゆ） 国民酒場あさひや じぃえんとるまん 045-843-5964 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-15-1 カミオ 1F 10:00～22:00（ほぼ無休） 予算1,700円