赤羽から路線バスで20分、都心からも地下鉄南北線と直通する埼玉高速鉄道で実はアクセス良好な鳩ヶ谷。昔は鉄道空白地帯でしたが、いまは本当に便利に!東京に近い川口市でもJR沿線ほど混み合っていなくて、実はベッドタウンとして穴場なのかな。
この界隈にお住まいの方はきっと赤羽や王子で飲まれているのだと思いますが、いやいや、南鳩ヶ谷にもいいお店が出来ましたよー。
今回ご紹介するお店は先月まで鳩ヶ谷駅前にあった「ゑびすや」です。4月からは一駅隣の南鳩ヶ谷で再オープンとなりました。
お店の間口も店内も以前よりだいぶ広くなった印象。L字のカウンターでゆっくり飲みながら大将とお話できる、そんなお店のコンセプトは以前から引き継ぎ、ゆとりのある空間になりました。
まだオープンマもないので酒屋や不動産屋の花が飾られています。最近新店訪問が多いなぁ(笑)
この界隈、あんまり赤提灯のお店がないので、これだけ提灯がぶら下がっているとかなり目立ちます。
さて、何からいただきましょう!ドリンクの種類は結構ありますね。キンミヤのボトルもありますがキープはされていないそうです。梅割りは天羽の梅でシャリキンホッピーがあるなど、相変わらずこだわりがありますね。日本酒は宝酒造の豪快が定番。
おつまみは日替わりになっていて、この日のおすすめは鶏塩煮込みなど食べてみたいなーと思うものが多い。鰯のアヒージョなどもつ焼き専門ではなくバランスよく大衆酒場という印象です。
最初の一杯、やっぱりビールからでしょう。黒ラベルで乾杯!泡が細かく冷え方もばっちり。しっかりとこだわった生はいいですねー。
あ、ジョッキが新デザインに切り替わっています。
もつ焼きはこだわりの串打ちをされているそうで、十条駅付近で人気のもつ焼き店で修行された技だそうです。焼き具合がほどよく丁寧な仕上がりです。
カシラは東松山風の辛味噌を好みで付けていただきます。脂が強すぎずに程よく何本でも食べられそう。
もつ焼きが美味しいとビールから焼酎にシフトしたくなりますよね!普段ならばここで梅割りといくところですが、今回は一刻者で。芋焼酎と豚の相性がいいのは鹿児島の飲み屋でよくわかっていますし(笑)
チーズフライやポテトフライなど、フライヤー系も揃います。
唐揚げはカロリーが高いからなぁ…と思いつつも目の前にあるとつい食べてしまいます。
シャリキンのレモンサワーはご主人のオリジナル酎ハイ。ホッピーに使うシャリキンは聞きますが、濃い目のレモンで酸っぱくして縁に塩をのせたソルティドック風。これ、自宅で再現したくなります。この記事を読まれている飲食店さん、シャリシャリの甲類焼酎でつくるシャリキンレモンサワー、メニューに追加されてみては。
いわしのアヒージョは480円でこんなボリュームならば文句なし。スペインの感じは全然なくて、これは日本酒やビールのおつまみです。
お店の方のイチオシ。同席されていた酒造の営業さんも「これは絶対食べた方がいい」とお墨付き。透き通った鶏の煮込みはまるで麺なしつけ麺。半熟卵と海苔でまるで顔のよう。
味は濃い目かなーと想像したらそんなことなく、濁りもまったくなくすっきりしたものになっています。なるほど、これは確かに南鳩ヶ谷までせっかくきたのなら食べなくちゃ。
エンジンがかかってきまして、梅割りへのシフト。ビヤタンで普通になみなみと注がれるので、撃沈早そうで要注意。
自家製というあぶりチャーシューはこれで380円!また太るー、でも帰りひと駅手前で降りて歩くから大丈夫、そう言い聞かせて一口。肉厚でやわらかなチャーシューはいいですねー。甘辛の味付けがお酒をますます引っ張ります。
もつ焼きはまだ定番しかないけれど、これからオペレーションが落ち着いてきたら種類を増やしていくとのこと。楽しみですね!
キンミヤのマークは東京支店長が自ら張りにいらしたそう。
酒場不毛地帯に希望の一軒が誕生しました。もつ焼き店の出店が続きますが、埼玉高速鉄道線ならばここを覚えておいて損はないでしょう!
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
ゑびすや 本店
070-5588-1194
川口市南鳩ヶ谷3-6-12
17:00~22:00(日祝定休)
予算2,400円