【閉業】神田「シスカ神田多町店」 コンビニバルというジャンル、いかに！

先日の「華大の知りたい！サタデー」（BSフジ）の番組上の私のコーナーでも紹介いたしました、小売大手が始めた角打ちとして注目の「シスカ」が神田に2店目をオープン。

日本橋の一号店と同様、オフィス街のチョイ飲み需要をターゲットにしているものと思われます。「シスカ」ブランドはまだ現時点では2店舗ですが、運営はイオングループのミニストップ。ミニストップ自体は昔からイートインがありましたが、お酒を飲めるのはシスカが初となります。

お店のファサードは都会的。やや女性的なデザインになっているのは、仕事帰りの女子飲みお一人様狙いなのかな。ピンクはイオンのコーポレートカラーからではないかと思います。

入り口には「コンビニなのにお酒が飲めちゃう?！」と書かれています。日本橋店では缶ビールでしたが、なんとこちらは生ビールまで用意されているとのこと。さすがに時間は15:00～とのことですが、これはすごい！

冷えたグラス、盛り付け、加熱は無料のサービス。お店のコンセプトはチョイ飲みのようですが、ちゃんと水割りセットまで用意されています。これ、焼酎一本買ってガーって飲み始めちゃう人いるかもよ～。え、私が一番やりかねないって？

お店の雰囲気はおしゃれなバル風。日本橋の店舗よりも席数が多く、3人程度で談笑しながら飲める丸テーブルが多いのも嬉しいですねる

カウンターには無料の充電用コンセント。角打ちで充電できる時代ですかー。ノートPCでばりばりお仕事しながらコーヒーを飲んでいるOLさんを何度かお見かけしました。

それでは、せっかくなのでビール（400円）をいただきましょう。キリンのハートランドとはまたオシャレ。

さて、小売のドリンクも普通に店内で飲むことが可能。グラスを貸してくれるので瓶で買っても大丈夫。昨今のビールの多様化したニーズに合わせてでしょうか、かなり豊富な品ぞろえ。

国産のクラフトビールもずらりと揃います。売価はコンビニ価格なので外飲みとして考えればとにかく安さが魅力。

大手メーカーも定番ではなく、ちょっとひねったラインナップとなっています。宝缶酎ハイがあるのがなんだかホッとします（笑）

ワインも千円台が中心で、気に入ったものを選んでワイン女子会を楽しむグループもいらっしゃいました。若いサラリーマンのグループも楽しそうに飲んでいて、減少するお酒市場においてアルコールドリンクと接する機会がこうして増えたことは素晴らしいと思います。

ハートランドの次はヱビスビールで。冷えたグラスを貸してもらえるのがイイですね。

缶詰を温めてもらって、さらに盛り付けまでしてくれるサービス。角打ちではよく見かける光景ですが、通常売価のままでこの”至れり尽くせり”感はなんだか不思議。

パンやサンドイッチ、お惣菜、スナック菓子などのコンビニの定番がすべておつまみの候補になるので、お酒だけでなく夕食兼ねて…という人も嬉しい。

木目感をふんだんに活かした暖かい内装は、これまでのコンビニの無機質な感じとは真逆で、これならば店内でちょっと飲もうかな、なんて気分にもなりますね。

一人で軽くから、グループでわいわいと飲むことも幅広い使い方ができそうです。ただ、角打ちにあるようなコミュニケーションという要素がないので、やはりそういったところで住み分けになるのではないかと思います。

ごちそうさま。

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（取材・文・撮影／塩見 なゆ）

cisca(シスカ) 神田多町店
東京都千代田区神田多町2-11-2
平日07:00～22:00 / 土曜日08:00～16:00（日定休）
予算1,000円