亀戸『亀戸ぎょうざ本店』昼からせんべろ!餃子しかない老舗で、餃子3皿、大瓶で千円台

亀戸『亀戸ぎょうざ本店』昼からせんべろ!餃子しかない老舗で、餃子3皿、大瓶で千円台

亀戸駅北口の路地に広がる飲み屋街で、ひときわオーラを放つ『亀戸ぎょうざ』。1953年創業、料理は餃子だけという潔い老舗です。席に着けば何も言わずとも餃子が届き、わんこそばのようにおかわりが続くのがこの店の流儀。野菜たっぷりの軽やかな餃子3皿に大瓶と老酒で、昼から2千円でお釣りがきました。

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亀戸は「餃子」の町

「名代 亀戸ぎょうざ」の看板

亀戸天神の門前町として江戸時代から賑わい、明治以降は工場の町として発展した亀戸。駅近くの「KAMEIDO CLOCK」も、セイコーの工場跡地に建っています。

働く人が多かった町らしく、駅北口の路地には餃子やホルモンの店がずらり。昼飲み、せんべろ、もつ焼きなど、大衆的な飲み屋がが多く、飲み屋街としての規模はお隣のターミナル・錦糸町に並ぶほど。

その中でもとくに古いのが『亀戸ぎょうざ』です。亀戸はいくつも餃子専門店や餃子が名物の酒場があり、一部のファンの間で餃子の街と親しまれていますが、「亀戸といえば餃子」のイメージは、やはり『亀戸ぎょうざ』の存在が大きいでしょう。

創業から70年余、餃子だけを焼き続ける

JR亀戸駅北口から徒歩1分。路地の入口に赤い看板が立つ

創業は1953年。地元に餃子を食べられる店がなかったことから始めたそうで、当初は肉が手に入りにくく、野菜だけの餡だったこともあったとか。

店員さんによると、一日に焼く餃子の数は1万個を超えるらしい。すさまじい!

メニューは創業時から餃子のみ。ライスもラーメンもありません。飲み物はビール、日本酒、焼酎、中国酒とそろっているのに、食べ物はひとつだけ。ということはつまり、ノンベエ向けということですよ!飲んでくれと言わんばかりのメニュー構成なのです。

座れば餃子が出てくる、それがお約束

ライスもなし。みんなアサヒを飲んでいる

アサヒスーパードライ(大瓶):770円

入口すぐに焼き場があり、二の字のカウンターが奥へのびるつくり。今回は奥の畳敷きの小上がりへ。

昔は店もお客も硬派なおっちゃんが中心で、ピリッとした空気もありましたが、いまは幅広い年代で賑わい、20代、30代の若者も意外なほど多いんです。

それでもルールは昔のまま。席に着くと、注文しなくても餃子が1皿出てきます。焼き場では常に餃子が焼かれていて、注文を受けてから焼くのではなく、できたてが次々と運ばれていく仕組み。だから数名程度行列していても、回転が良いので結構入れることが多いんです。

野菜が肉の倍。だから何皿でもいける

餃子は1皿5個。2皿以上がお約束

1皿5個で、2皿以上がお約束。残りが2個ほどになると、店員さんがすっと次の皿を持ってきます。

10個は多いと思うかもしれませんが、ここの餃子はかなり軽いんです。

小ぶりで細長く、皮は薄め。餡はキャベツが主役で、豚肉、ニラ、玉ねぎ、生姜、ニンニクと、すべて国産とのこと。キャベツは嬬恋村産、ニンニクは青森県産です。

軽さの理由は、肉に対して約2倍という野菜の量。焼きに使うラードも季節ごとに配合を変え、脂っぽさを抑えているそう。キャベツの甘みとシャキッとした食感で、ビールが進みます。

酢がらしもいいけれど、私は自家製ラー油をしっかりつける派です。

3皿目もいる?もちろん! 老酒は目の前で並々と

2枚目はすぐにやってくる。1枚目の餃子は2皿目に店員さんが勢いよく移し替え
食べかけの餃子を新しい皿に移して、3皿目が到着 焼き目はパリパリ、皮はどこか水餃子のよう

「3皿目もいる?」と聞かれ、もちろんイエス。店員さんは食べかけの皿を持ち上げ、残りの餃子を新しい皿に移してくれます。この手際のよさはさすが。空いた皿は回転寿司のように重なっていき、お会計の目印になります。

品書き。老酒や杏露酒は275円、デンキブランは220円
老酒(15度):275円

同時に老酒275円をもらいました。目の前でコップに並々注いでくれるのが楽しく、大瓶だけでは足りないときにもさくっと頼める値段。カラメルのような香ばしさが、餃子の焼き目によく合います。

飲み方次第ではせんべろも!30分で楽しむ、昼の亀戸

壁の早見表は26皿まで

壁には皿の枚数ごとの早見表。餃子3皿で税込990円(早見表は税別)、大瓶770円、老酒275円で合計2,035円。飲み方次第では千円台で楽しめます。 早見表は26皿までありますが、そんなに食べる人、いるの!?

30分もあれば楽しめる、独特の雰囲気が楽しいお店。ハードルが高そうに見えても、お店の人の言うことに合わせていれば初めてでも全然余裕です。はしご酒も楽しい亀戸、訪ねてみては?

店名名代 亀戸餃子 本店
住所東京都江東区亀戸5丁目3−3
営業時間11時00分~20時00分
火定休
創業1953年