鶯谷駅北口から徒歩3分、怪しい路地の先にひっそりと灯る中華居酒屋『東瀛(とうえい)』。朝9時から深夜0時まで中休みなしで営業し、祝日も開いていて、エビチリは一皿550円という安さ。朝飲み好きな筆者のような自由業から夜勤明けの一杯まで「デーン」と受け入れてくれる、知る人ぞ知るノンベエの秘密基地です。
朝9時、鶯谷の路地裏で目を覚ます中華酒場

山手線のなかでも、ひときわディープな空気をまとう街、鶯谷。駅前にはいくつもの酒場が寄り添うように並んでいますが、東瀛があるのはそのさらに奥です。
朝9時、まだ街が眠たげな時間に、もう店の灯りがともっています。私が一番客でしたが、夜勤明け風の若者たちや、女将さんと仲良しの常連さんらがやってきて、すぐに満卓になりました。まだ午前中ですよ!?
知らなければたどり着けない、ノンベエの隠れ家
東瀛のもうひとつの特徴が、その立地。たどり着く道は二つあります。
ひとつは駅北口からラブホテル街へ入り、細い路地を進んだ先。もうひとつは言問通り側から、昭和の空気をそのまま残したレトロなマンションのエレベーターホールを抜けていくルートです。私は言問通り側から”潜入”。

言問通り側の入口は、一見するとただのマンションのエントランス。ところが鉄の扉には料理写真のメニューがびっしりと貼られ、「入り口」の矢印が奥へと誘います。エレベーターの横を抜けた先にお店があるなんて、知らなければ絶対に入れません。
でも、この怪しさを抜けた先にあるからこそ楽しい。常連たちがこっそり集まる、まさに秘密基地です。

扉の向こうは、思いのほか広々とした明るい空間。木のカウンター、小上がり、テーブル席があり、壁には手書きの品書きがずらりと並びます。
口開けのモーニングセットは、エビチリと焼売と瓶ビール
女将さんとマスターが仕込みをしているようですが、ドアが開いているので、いざ店内へ!
もう入って大丈夫ですか?どうぞー!
やっぱり一番客は気持ちがいい。

私のモーニングセットはエビチリと焼売、そしてコーヒーではなく、もちろん瓶ビールです。

まずはキリンラガーで乾杯。朝の一杯目の瓶ビールは、どうしてこんなにおいしいんでしょう。

副菜の焼売は、せいろでもちろん蒸したてホクホク。皮はふわふわで、中の肉はミチミチ。きくらげが入っているのがいいアクセントです。

カラシ醤油をちょんとつければ、肉汁たっぷりの旨みが広がり、瓶ビールがするすると進みます。

東瀛はオムライスもいいし、羊串も人気。あれもこれも食べたいけれど、今回はエビチリを注文しました。だって海老が好きだから。

そして何といってもすごいのは、この物価高の世の中で一皿550円という安さ。海老はさすがにブラックタイガーなどではなく小ぶりですが、ころもをまとった海老に甘辛いソースがたっぷり。

刻みねぎがさわやか。添えられている揚皮がチリソースをすってクタクタになってきました。これだけでいくらでも飲めちゃいそう。※ただし適正飲酒で

回鍋肉や青椒肉絲は500円、カニ玉やエビマヨは550円と、本格中華がワンコイン前後で並びます。

エビチリに合わせたのは、ハイサワースンチー。ハイサワーの瓶と一緒に運ばれてきて、グラスはきれいなピンク色。見た目も可愛らしく、中華に合う味わいがいいんです。
自家製チマキやエビ餃子、自家製ニンニクソースの辛冷奴、お餅ピザ、麻婆豆腐、油淋鶏、赤天焼、納豆オムレツなど、一品料理も豊富。中華から居酒屋の定番まで、何を頼むか迷うのも楽しい時間です。チマキなどはお持ち帰りもできます。
鶯谷の路地裏で味わう、頼れる朝飲み

朝からやっているだけでなく、安いのもスゴイ。中休みなしで深夜0時まで営業し、祝日も開いています。ひとり飲みでも仲間とでも居心地は抜群。朝でも夜でも、もう飲みたくなったらここで決まりです。
| 店名 | 東瀛(とうえい) |
| 住所 | 東京都台東区根岸1丁目6−12 トーカンマンション鶯谷 1F |
| 営業時間 | 9時00分~0時00分 |
| 創業 | 2011年 |
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