秋元屋といえば最近の飲み屋事情に詳しい方なら一度は飲みに行ったことのあるお店ではないでしょうか。埼玉県蕨の喜よしというもつ焼き屋で修行した秋元氏が野方に開いたやきとん屋です。これまでもつ焼きという名でどちらかと言えば下町側で食べられていた豚もつを、東京の西側にも広げたお店と言っても過言ではないでしょう。秋元さんのところで修行した人たちが独立して各地にお店を増やし、さらにそこからの暖簾分けなどがあり、いまこの秋元屋の味は広く食べられるようになりました。
暖簾分けのお店も多いですが、秋元屋も野方に3番目のお店を開いています。それがここ「第三秋元屋」です。
本店は昭和ムード全開でしたが、こちらはどちらかと言うと今風の大衆酒場といった雰囲気。メニューは似ているのですがやはり微妙に今風になっているように思います。モクモクでぎゅうぎゅうのお店は本店で、こちらはゆったりと過ごせる酒場になっていますので女性グループはこちらのほうが入りやすいかな。オススメは好みが色々ですからどちらとも言えません。
一階がカウンター席、二階はテーブルが並んでいます。間口は狭いですが結構入れるお店です。
さて、ドリンクメニューはと。ビールがキリンなのが第三で注目する違いかな。生ビールが一番搾り、瓶はキリンラガーとハートランドです。
やきとんはだいたい同じですが、白金豚バラ(150円)などはオリジナル。あとは牛ホルモン塩煮込みも第三だけかもしれません。小鉢系の種類もいろいろあるので、やきとんだけでなく普通に居酒屋としても使い勝手がいいですね。
さぁ、飲み物はっと。うーん、豆乳割りにしようかな。秋元屋やその暖簾分けのお店ではほぼすべてのお店においている豆乳割り。このまったりとした味がカシラやタンの脂を中和してくれて串とほんとうによく合います。
それでは乾杯!
一通り注文してキャベツをぽりぽりと食べながら料理が出てくるのを待っていると。
おまたせしました、牛ホルモン塩煮込みです。塩味ですが旨味がたっぷり。牛テールスープをより濃厚にしたような味で、チューハイやホッピーが進むこと間違いなし。ここに来たら必ずこれを頼もう!あとはあっさりとべったら漬をつまんで。
揚げ物も美味しい秋元屋。カキフライ2個(200円)はぷりぷりとしていて肉厚です。
そうそう、秋元屋といえばトマト割りという方も多いですよね。濃い目のキンミヤ焼酎でがつんときますがトマトがその味を中和しているので思いの外飲みやすい。気づいたら足に来るかもしれませんのでご注意を。
さて、やきとんを食べましょうか。カシラの味噌味が特にオススメ。あとはシロのタレも絶対頼む串ですね。
ということで、第三秋元屋のレポートはこのくらいで。あとは食べてみてのお楽しみ。本店もいいですが、グループで飲みに来るのならやっぱりこちらでしょうか。野方はいまやきとんがブームです。ぜひ食べに飲みに来てみてください。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
第三秋元屋
03-3330-1920
東京都中野区野方5-31-9
17:00~23:00(土日祝は16:00~・木定休)
予算2,600円