新橋「meatwo」 入りづらいけど入ると驚くほどの心地よさ

新橋は週に一回は飲み歩く街です。
路地裏まで隅々歩いて、お店の雰囲気を外から眺め気になるところは飛び込みで入ってと、新橋の巨大酒場街を縦横無尽に楽しんでいます。

ですが、いまだに入ったことのないお店、知らないお店ははるかに多くて、これは人生かけても回りきれないのではないかなと思ってしまうほど。新橋専門というわけでもありませんし。ならば、町の住人に訪ねてみましょう。幸い、お酒関係のお付き合いでうまれた豊富な情報網があるので、いいお店の話は手に入るものです。持つべきものは飲み友達ですね（笑）

えー、ということでこの街に詳しい方から教わったお店・ショットバー「meatwo」へ。
烏森口から近く、駅前のパチンコ屋の裏手なのに存在を知らぬままいました。灯台下暗し…

このいかにもな階段を登っていきます。ゴールデン街はへっちゃらなのに、なぜか緊張する私。

会員制のようなスナックの分厚いドアが並ぶ薄暗い廊下。慣れいるとはいえ、やはり緊張するこの雰囲気。
えいや、と思い切って入ってみると、そこは笑顔とマイペースが素敵なママが「いらっしゃいませー」と笑顔でお迎え。

ほっとしつつ、空いた席に腰掛けて、目の前にずらりと並ぶ東京の地酒澤乃井の一升瓶に驚きつつ、さてなににしましょう。

おしぼりを受け取りながら、「ようこそー」とママさん。常連さんから伺いましたよ―と私。
こういう会話は大切で、一気に距離が近づきますね。

さて、一杯目は生ビールから。アサヒスーパードライをいただいて、まずは乾杯です！

近くの通っている立ち呑みや「門」の話をしていたら、ママもそこの常連さんだとか。あれ、たぶんお会いしたことありますね。
そんなお話しつつ、独特な雰囲気の店内でのんびりと。

Rockなショットバーということで装飾やBGMはそんな感じ。ゴールデン街にはよくありそうなお店ですが、こういうお店を知っていると何かと便利なのですよ。

サーモンマリネやハムなど。このお店は料理が乾き物系ではなく、かなりしっかりとしたものが揃っています。新橋ってそういうお店が多いんですよね。
カラオケスナックではないのだから、飲み屋利用ってことになります。そうなれば、必然的にお夕飯をかねるというわけで。

ドリンク1杯500円、おつまみも500円くらい。チャージが300円つくけれど、二千円かからずさくっと飲めます。
常連さんも素敵な方ばかりで、とても居心地の良い空間でした。またひとつ、新橋通うお店リストに追加です♪

なにより、ママの穏やかでマイペースな雰囲気がとても素敵で、そのオーラがお店全体を包んでいます。ぜひ一度、のぞいてみてください。

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（取材・文・撮影／塩見なゆ）

ミートゥー
03-3459-0502
東京都港区新橋3-17-8 中井ビル２F
18:00～24:00（日定休）
予算2,000円