新宿「随園別館」 この街を愛する人の胃袋満たして50年


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新宿が好きです。

どんなに人が多くて、どんなにゴミゴミしていても、やっぱり私は新宿が好き。
初めて映画を見たのは「新宿コマ」でした。初めて一人で飲み屋に入ったのは新宿「番番」でした。服やアクセサリーは新宿マルイ本館を使ってきましたし、一番好きなデパートは伊勢丹。初詣も毎年花園神社。飲み歩きに・仕事にと週に5日はこの街を歩いています。

どんな路地裏だって、どこにどんなお店が有るかわかるし、どこの酒場は何時から開くか、大将はどこの出身で得意料理はなにかまでわかっています。
新宿が好きという人、多いのでは?

私の父も母も新宿の”マニア”でしたし、両親の友人たちも新宿を愛していました。
そんな新宿通の人たちが愛し続けてきた中華料理屋さんが「随園別館」です。

別館といっても本店はありません。新宿7不思議のひとつ。

北京料理のお店ですが、50年前にこの地で創業した初代は台湾から来た人。台湾の人が作るチャイニーズって日本人好みの味のように思います。

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アンニュイ土曜日のお昼。お買い物のためにお師匠(一緒に飲み歩いているお酒のセンパイ)とやってきました。
太陽の日差しを浴びるビールの色はいつも以上に美しい。昼酒の背徳感なんてものはとうの昔に捨ててきましたが、やっぱり日差しを浴びて飲むビールは格別です。

随園別館のビールはめずらしい”ノーマル”モルツ。サントリー味らしい整った味わいで、一日の最初に飲むビールにふさわしいよね!

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まずは冷菜から。

ここの料理はほとんど食べ尽くしているので何が美味しいか、よーく知っています。
たとえばこれ、砂肝です。台湾の腸詰めのような甘辛で独特な香りがついていて、これがビールとの相性が実にいいんです。価格もリーズナブルでボリュームもお酒のおつまみとして丁度いいでしょ。

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そして、メインディッシュはこれ!

随園別館といったら合菜戴帽。ビーフンの入った甘めの肉野菜炒めの上に卵がオムレツのように載っています。これを北京ダックなどに使うような薄皮に味噌と一緒に巻いて食べるというもの。これが食べたくて、今日はここに来たようなもの。

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巻き巻きして、はい、完成。

野菜炒めの味が実に秀逸で、そのまま食べても美味しくて、クレープの具材としても非常にマッチしています。卵が要らないのでは?なんて言われそうですが、卵の甘味と食感がいいアクセント。

これをかぶっとかぶりつきながら、ビールに紹興酒にとお酒を飲むの、いいもんですよ。

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そして、あわせて食べて欲しい点心が水餃子。
随園別館は小籠包も人気ですが、水餃子の耳たぶのようなもっちもちな皮がどうしても忘れられずこちらを選びがち。小籠包のように噛むと中からじゅわっと肉汁が流れてきます。よく冷まして食べないと口をやけどしちゃいます(笑)

新宿で餃子はたいへんな激戦区。

西口の「老辺餃子」は餃子専門店。思い出横丁の「岐阜屋」は大鍋で一気に焼く鉄板餃子が人気。まだまだあります、東口の「石の家」のジャンボ餃子はハイボールと合わせると最高だし、歌舞伎町入り口の「大陸」は小ぶりでぎゅっと詰まった焼き餃子は大蒜が効いていて美味。

でも、水餃子だったら私なら随園別館が一番かな。

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ここの料理は中華料理店なのでメニュー多め。あれこれを頼んでもいいのですが、やっぱりボリュームがあってあとで苦労してしまいがち。

そんなときは、小ぶりにした料理をいくつか集めたお得すぎるセットがオススメ。

たとえば、このぽろぽろでラードが絶妙なチャーハンと酸辣湯麺がセットで500円。お得でしょ。
普通に飲みながら食べてきた最後の締めに頼んでもいい感じ。

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さらに1500円で、おつまみ5品に瓶ビールが一本ついてくるという豪華な晩酌セットなんてものもあります。
これを頼めば、夜の中華飲みを安く楽しく過ごせることまちがいなし♪

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二階の丸いテーブルがお気に入り。一階は普通の食堂のような感じですが、二階は広々していて解放感もたっぷり。ちょっとしたパーティーにも使える空間なので、新宿にゆかりのある人は随園別館の二階は定番の場所になっています。

 

紹興酒を飲みながら、満腹のお腹をさすりつつ今夜の飲み歩きを考えている私たち。
た、食べ過ぎだから、夜はヘルシーな場所に行こうね。

 

随園別館は店員さんも皆さん中国から来ている方。たどたどしい日本語で、接客や料理の供されるスピードも現地感覚になっています。日本風の対応を期待しないで、大陸に遊びに行ったようなおおらかな気持ちでいけば問題なし。

今年で51年、ますますのご発展を楽しみにしています。ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/なゆ)

 

随園別館
03-3351-3511
東京都新宿区新宿2-7-4
11:00~23:00(無休・昼酒OK・月~木15時~17時中休み)
予算2,500円

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