鐘ヶ淵「十一屋」 愛され続けて75年、年月が磨いた銘店


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このサイトでも度々紹介している焼酎ハイボール。多くのお店では”ボール”という愛称で呼ばれている下町酒場を代表するお酒です。
最近は宝酒造やアサヒビールが缶入りで販売を始めたことから、いまでは全国区の飲み物になりましたが、ちょっと前までは本当に幻の飲物でした。

甲類焼酎に強炭酸、そして隠し味のエキスをほんの少しぽちょりと。甲類、炭酸、エキス、それぞれのメーカーによって味が異なるため、お店の配合で味が決まり、それこそがボールの魅力です。

墨田区にボールを飲めるお店が多く、とくに鐘ヶ淵駅周辺は非常に銘店が多いです。

今回は、その鐘ヶ淵周辺でも一番品数が多いお店も十一屋を紹介します。

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ビールはアサヒです。一杯目はビールにします?それともやっぱりボール?
乾杯です♪

氷なしをお願いすることもできますが、ここのは氷が入っていてベストバランス。多少薄めないと焼酎濃いからね。

ボールを置くお店ではよくスライスレモンの枚数や炭酸の空き瓶の数でカウントしていますが、ここは普通の伝票システム。ほっとします。
だって、グラスにレモンがパンパンに詰まっているとめちゃくちゃ飲んでいるように思われるじゃないですか。…事実、飲んでいるのですが(苦笑)

今夜もおしぼりをキレイに折りたたんでコースターに。さぁ、楽しい大衆酒場時間を始めましょう。

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料理の種類が多いと冒頭にかきましたが、ここはざっと100種類はあります。お魚や焼き鳥、柳川なんかが定番料理なのですが、なんとお好み焼きまであります。

ここのお好み焼き、よくある居酒屋のサイドメニューではなくてだいぶ本格的。酒場の十一屋の裏側はなんと本格的なお好み焼き店になっていて、そちらは家族連れがわいわいと鉄板を囲んでいます。大将のお母さんが始めたお好み焼きは、十一屋に無くてはならない名物料理なんです。

大将が千住の市場から仕入れてきた魚はどれも美味しく、いつも大満足。今日は大好物のあじたたきをいただきます。

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夏の季節、東北のホヤは最高に美味しいです。価格もリーズナブルになってきてます。今日はホヤが入っているんだ、じゃあそれをお願いします。

ホヤって鮮度がよく現れる食材です。十一屋さんのような繁盛店は食材の回転がよいので足が速いものも安心。

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ボールを三杯飲んだところで日本酒へ。こちら、定番酒が京都伏見のキンシ正宗なんです。珍しいでしょ?
キンシ正宗が大好きで、酒蔵見学や蔵開きに参加しているほどなのですが、東京で出会うと遠距離恋愛の彼氏に出会えたような気分。(え、大げさ?・笑)

おつまみには、立派なヒゲ付きの甘エビを。繊細な旨味をゆっくりと堪能して、余韻にキンシ正宗をすっとあわせる。もうたまりません。

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さて、日本酒と甘エビのしあわせタイムが終わったら、大衆酒場の料理へと戻りましょう。
メニューが来る度にがらりと変わるので、毎日通っていて飽きないんでしょうねー。墨田区の人が羨ましいです。自宅側にこんなお店があれば、きっと私は酒場めぐりを辞めるでしょう。だって、ここで十分だもん(笑)

黒胡椒ソーセージをおつまみに、またボールに戻ってきました。焼酎ハイボールの話題に戻りますが、ここのテーブルには他店では見かけないあるものがあります。

白いソースを入れるような容器に、謎の白い粉末が。

これ、実はクエン酸なんです。焼酎ハイボールにこれを好きな量さーっと入れて飲むと、しっかりとした酸味がついてあと味がよりすっきり。お好み焼きやお肉系のしっかりとした料理に合わせるのならばクエン酸は必須です。

飲み飽きることなくすいすいとグラスを開けておかわり、そしてお代わり。

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今日はせっかく鐘ヶ淵に来たのだから、何軒もまわるぞっ!という気持ちでいたのに、ボールが美味しすぎてだいぶ飲んでしまいました。
大丈夫かなー、次にいけるか心配になりながらも、もう一杯お代わり。

木造のどっしりとした構え、店内はカウンターにテーブル席の典型的な大衆酒場ですが、重厚感がすごい。駅から10分歩くのですが、その価値が十二分にあるお店なので、東武線に乗ってぜひ飲みに行ってみてください。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

 

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十一屋
03-3611-4881
東京都墨田区墨田3-23-17
17:00~24:00(水定休)
予算2,500円



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