本八幡『馬越』ご近所さんが羨ましい!正統派コの字酒場、始動!

本八幡『馬越』ご近所さんが羨ましい!正統派コの字酒場、始動!

2017年8月21日

ここはJR総武線本八幡駅から徒歩3分の場所。飲み屋街から少し離れ、住宅街にぽつりぽつりと飲食店が点在するエリアに、注目の新店「馬越」が8月オープン。

船橋の名物酒場「増やま」が開いた期待のお店。多くの常連さんから支持されている増やまの新店だけあって、オープン間もないころからすでに飲みなれている人たちで賑やか。これからきっと地元で人気になるでしょうし、東京中心部からのアクセスのよさもあって話題の店になること間違いなし。

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人気店の本八幡支店

本八幡で何度も飲んでいる筆者ですが、地図なしでは不安になる場所。だからこそ、”知る人ぞ知る店”の感じもでています。JR総武線の高架沿いを西へしばらく進みます。カレーの先、寿司屋の角を右。

外観

みんな大好き、鮮やかなキッコーミヤが目印です。

真新しい造作ですが、この暖簾一枚でどっしりとした渋い印象になるのだからおもしろい。

内観

増やまで飲んだことがある人にはおなじみの造り。コの字カウンターに大鍋2つ、厨房は店の奥。カウンターと壁の間には余裕があります。

品書き

ずらりと並ぶ料理の数々。200円から300円がほとんどと、毎日通いたくなる良心価格。看板料理の煮込みは、ここは牛すじを使用。刺身、揚げ物、小鉢とどれもお酒に合うものばかり。

日替わりのおすすめボードも要チェック。さんまなど、季節の刺身が楽しみ。毎日通うような常連さんもいらっしゃるので、そんな皆さんを飽きさせない工夫を感じます。

ボトルキープの金宮瓶がずらり。茶色になりやすい酒場のなかに金宮の緑はよいアクセント。ボトルは1本1,200円と良心的で、1ヶ月キープ。

酎ハイ類は250円から。赤玉をつかった京都でいうバクダンにあたる「アカ」や、ハードなノンベエ御用達の金宮梅割りなど種類豊富。通称ボールと呼ばれるプレーンの酎ハイも不思議においしい。

コの字カウンターで赤星からはじめる

ビールは生がキリン一番搾り、瓶でキリンハートランドとサッポロラガー(大瓶)。生が一杯300円とこれまた嬉しい価格。コの字に似合う北極星で、乾杯!

名物の牛すじの煮込み。こってりと甘辛くトロトロに煮込まれた牛すじは口の中で溶けていきます。カラシを多めにつけて、きりっとした余韻にして、すかさずそこへビールを。

450円とちょっぴり贅沢メニューのねぎトロはこのボリューム。ちびちびと醤油をつけて食べていれば、これ一品で何杯でも酎ハイが進みます。

人気のハムカツ(250円)は超巨大。バット(受け皿)が小ぶりということもありますが、それでもこの見た目はすごいインパクト。

1cmかそれ以上に厚いハム。衣がさくさくに揚がっていて、ここにウスターを熱いうちに垂らすと、ソースは染み込んでも衣のさくさくはそのまま。ちなみに、ソースは珍しい「タカラブネソース」(兵庫県)。

すっぱレモンにガリ酎やモヒート風などバリエーション豊富ですが、気づけばひたすらプレーンの酎ハイを飲んでいます。コの字でお手頃なつまみと酎ハイでぼーっと過ごす。湯船につかっているときのような幸福感です。

大鍋では出番を待つ肉豆腐。ここにシュウマイをいれて甘辛く茹でる食べ方もあるなど、通えば通うほどおもしろくなりそうな馬越。総武線沿線の方は、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。二千円もあれば十分満喫できる、ご近所さんが羨ましくなる酒場です。

ごちそうさま。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

大衆酒場 馬越
千葉県市川市南八幡3-2-7
15:00~23:00(日祝は21:30まで・火定休)
予算1,900円