新代田「飲み屋 えるえふる」 音と酒が交わる瞬間に、心地よさがある


新代田に2015年にオープンした立ち飲みの店「えるえふる」。オーナーは酒場ブロガーで筆者も飲み友達の瓶ビール班長こと會田洋平さん(以下:班長)。好きが高じて始められた店で、班長が飲み歩きの中でみつけた「いいな」と思えるもの・ことや、こうだったらいいのにな、という想いを詰め込んで誕生した酒場です。

古き酒場を今風にしたといえばそうなのですが、個性的なクラフトビールを置いたり、マニア心をくすぐるようなレアな日本酒を置くといったネオ大衆酒場的なかたちではなく、あくまで硬派な部分は硬派なのです。

 

テーマは「音」と「酒」。

班長と共同でお店を立ち上げられた辻友貴氏はインディーロックバンド「cinema staff」のギターを担当するプロのアーティストで、酒場と音楽が好きな班長とともに、「えるえふる」にしかないオリジナリティ溢れる空間を作り出しています。

店内ではレコード・CDを販売しており、”レコードショップ内の立ち飲み”という珍しいカテゴライズになります。

 

キャッシュオンで、自分で瓶ビールを冷蔵ケースから取り出して、カウンターで会計を済ませて思い思いの場所で飲む方式。ドラム缶で飲むもよし、カウンターでのんびり過ごすもよし。

店内はまるでアルバムのジャケットのカットのようなお洒落な雰囲気で、実にシモキタらしいとも言えそうです。ですが、ドリンクメニューは、とことん硬派。ビールは赤星大びん、酎ハイきキンミヤで割り材はハイサワーやハイッピー、ちょっとかわったコーヒー酎など様々です。

赤星を飲んでほろ酔いになりながら音楽CDを選ぶなんて、かっこいい。私はコテコテの酒場人生なのでお洒落すぎてあこがれの世界なのですが。

 

瓶ビール班長のお気に入り、男も女も笑ってサッポロビール。三船敏郎さんが飲んでいた赤星も、年配の男性向けビールのイメージから一周まわっていまやレトロ感がかっこいいと言われる存在。えるえふるは、まさに赤星の若返りを象徴するような酒場です。

 

班長が仕入れてくるおつまみは様々。笑いながら「あんまりたいしたことできないですが」という班長ですが、オープンから2年を迎えようとしている今、確実にレベルが上っているように思えます。コストパフォーマンスよし、でもお洒落でありたい。そんなニーズにぴったりです。

 

おでんも自分でとって自己申告。

 

一個100円でちょいとつまむのにちょうどいい。こぶりですが、がっつり飲み食べするよりは、軽く酒と音と縁を楽しむ空間なので、これくらいで十分。しっかり飲むときは下北沢や渋谷、吉祥寺に出れば良いですしね。

 

暮れゆく環七を眺めて、キンミヤ焼酎ベースの豆乳割りを。原則オープンは19時ですが、twitterで更新されるその日のオープン時間をみると、意外と早くからやっています。大きなガラス扉とカフェのような空間にあるキッコー宮印の酎タンは違和感があるようで、これまた赤星のように一周して可愛く収まっている気がします。

 

割るならハイサワー!

班長好みの昭和酒場のお馴染みを取り揃えたえるえふる。音と酒の親和性が高いものを立ち飲みに持ってきた、唯一無二の個性派立ち飲み「えるえふる」。この独特な雰囲気を楽しみにくるお客さんが多く、お客さん同士の交流なんかもあったりします。

女性のお一人様から、立ち飲み好きなノンベエまで隔てなく楽しめるお店です。班長は酒場に詳しいので、飲み屋トークで盛り上がれるかも?

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

飲み屋 えるえふる
03-6883-7180
東京都世田谷区代田5-28-3 1F
19:00~24:00(不定休・17:00からオープンする日もある。詳しくは公式ツイッターでご確認ください。)
予算1,300円



“新代田「飲み屋 えるえふる」 音と酒が交わる瞬間に、心地よさがある” への1件のコメント

  1. おのっち♪ より:

    線路向こうに気になる食事処も有るので…
    2軒目酒場としてφ(..)
    西のお店は洒落乙♪

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