天文館通「もつ鍋かっぱ家」 鍋といえばここ!地元の人が通う鍋酒場


九州は豊富な魚介類だけでなく、肉系の食文化も豊かです。阿蘇の赤牛や天草大王、宮崎地鶏やさつま黒豚など各地域で様々なブランド肉があります。福岡・博多のモツ鍋は全国区のご当地グルメですが、実は田川など北九州では全般的にモツ鍋が古くから根付いています。

そんな北九州のモツ鍋文化を南端の繁華街・天文館でも広めようと1989年(平成元年)にオープンしたお店「かっぱ家」があります。

 

飲み屋やスナックのネオンで照らされた天文館周辺の路地は、まるでお祭りのような賑やかさです。

 

九州の人は飲む、というのは知られていますが、飲み屋街が賑やかなのをみると肌で感じます。

 

街中のいたるところに地元の焼酎メーカーの看板があります。東京や大阪ならば、ここがビール会社になるわけで、街の定番ドリンクとしてビール同等かそれ以上の立ち位置に焼酎が愛飲されていることがわかります。

 

観光客や出張ついでの飲み歩きをする人々が集うようなお店もあるのですが、やはり地域に根ざしているお店をSyupo<シュポ>ではご紹介したい。ここ「かっぱ家」は、鹿児島の人の間では大定番で、季節関係なくモツ鍋を食べたくなったら「かっぱ」だと聞きます。

メニューの左上は世間一般ではビールから始まりますが、鹿児島は焼酎からはじまることが多い。グラス400円から書類豊富です。関東・関西でいうところの酎ハイ・ハイボールのポジションと言えばおわかりいただけるでしょうか。

ビールは南九州ではかなり珍しいサッポロの琥珀ヱビスを取り扱い。しかも、中ジョッキの上に「大」まで。

 

メインの鍋は5種類。定番の鹿児島産黒毛和牛のモツ肉を使った「牛もつ鍋」や鹿児島特産・JA鹿児島のブランド豚・茶美豚など、土地の食材にこだわった内容です。

昔は大衆的でわいわい・ガヤガヤ的な酒場でしたが、2008年に改装して現在の上品な店構えにかわりました。雰囲気はおしゃれになっても、味と値段は昔のままと地元の友人談。一人前から(繁忙期は人数分)頼める牛もつ鍋がこの価格はお得感たっぷり。

 

地鶏の刺身は肉にこだわりを持つ地元・鹿児島出身の人も納得らしい。サイドメニューも鹿児島の肉料理が様々揃っているので、鍋ではなく軽く飲み歩きのついでに立ち寄って軟骨からあげとビールなんていう組み合わせもおすすめしたい。

 

いっぱい飲む人はコースなしで2,000円飲み放題単体(2名以上)で、琥珀ヱビスからの焼酎三昧というのも楽しそう。

 

大は小を兼ねる!とか、酔っぱらいの適当なイイワケの末、琥珀ヱビス大生で乾杯!

ジョッキやディスペンサーの状態、樽の鮮度ともにばっちり。店主のたくろうさんは東京旅行が趣味で銀座ライオンでお勉強飲みをされる方。美味しい生ビールのこだわりがあります。

 

地鶏刺身や地鶏ポン酢は鶏刺し好きの人ならば、いままでの概念がかわるかも。とにかく濃厚で深い味わい。噛むごとにじゅっと滲み出る旨味は、焼酎をほっすること間違いなし!都心部のそれと違いボリューム満点なのも、遠方から飲みに来ている者としては嬉しい驚き。

 

鹿児島の甘い醤油で味付けされた鍋は、牛、豚、鶏、どの鍋にしても抜群に美味しいと評判。関平鉱泉水を用いるなど、スープへのこだわりが大きい。牛もつ鍋と茶美豚、など具はミックスできるので、ひとつの鍋で鹿児島の畜産食材をまるまる食べられます。

 

甘めの九州醤油が大好きな筆者にはたまらない味わい。柔らかすぎず、ぷりっとした食感の鶏ももや、ぷりんぷりんながら割りとあっさりとしている牛もつも醤油味とよくマッチしています。福岡で食べるモツ鍋のようでいて、こうして食べてみると鹿児島版だということがよくわかります。味噌やカレー味も選べますが、最初はぜひ醤油でお試しあれ。

 

笑顔が素敵なたくろう店長はとても陽気な方で会話も進む進む。東京旅行ではいつもワインを飲むのを楽しみにされているそうで、趣味が講じて店にも100種類近くのボトルを揃えていらっしゃいます。

明るく楽しい雰囲気の店長と、土地の食材をふんだんに楽しめる鍋。天文館にきたら定番グルメもよいですが、酒場は風土を感じるところがよいですね。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/九州旅客鉄道株式会社 サッポロビール株式会社)

 

もつ鍋かっぱ家
099-222-2364
鹿児島県鹿児島市山之口町7-12
18:00~24:00(日定休)
予算3,000円



“天文館通「もつ鍋かっぱ家」 鍋といえばここ!地元の人が通う鍋酒場” への1件のコメント

  1. おのっち♪ より:

    天文館未体験なので楽しみが増えました(^^ゞ

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