祐天寺「大衆酒場晩杯屋 祐天寺店」 大衆酒場化はアキバへの布石か、業態変更


晩杯屋は2017年2月現在、23店舗を展開している格安外飲み酒場です。もともと赤羽の老舗立ち飲み「いこい」で修行を積んだ現・晩杯屋の金子社長が独立し、東急目黒線の武蔵小山に小さな立ち飲みを開業したのがはじまりです。

東急線沿線にありながら、赤羽や下町を彷彿させる、いや、それ以上に高コスパを感じさせる立ち飲み店として、またたくまに人気が広まり、大井町や東武線大山、さらには昼酒酒場の競合がしのぎを削る中央線沿線まで進出し、せんべろニーズに応える代表ブランドと言われるまで広まりました。

外食産業記者会が「外食産業の発展と外食の食文化醸成に寄与する」ことを目的として選ぶ外食アワード(「外食産業界でその年に活躍した人、話題になった人」)で、2016年には晩杯屋の金子社長が選ばれるなど、いま晩杯屋は私たち飲み手から、外食業界の有識者までが注目の飲食店です。

 

そんな晩杯屋の祐天寺店が2017年2月1日にリニューアルオープン。もともと焼鳥業態でしたが、今回から「大衆酒場」と看板をかえ、従来の立ち飲み晩杯屋から方針を変えた、座れて居心地のいい「大衆酒場」というスタイルで営業をはじめました。

 

もともと焼鳥台があった場所には鍋などの厨房機器に。従来の小箱晩杯屋よりも多様なメニューに対応できるような作りになりました。

 

ドリンクメニューも今回のリニューアルで刷新。ビールはキリン一番搾り、ギネスなどが増える中、一番人気の自家製緑茶割りやポッカサッポロのチュートニックや男梅サワー、宝のゴールデン、富久娘などの定番が並びます。

 

今日リニューアルです!という一報をキリンビール株式会社の晩杯屋担当さんからメールを頂き、さっそく同行取材をすることに。まずは、生ビールで乾杯です。

昔ながらの500mlジョッキがやっぱり嬉しい!飲みごたえたっぷり。なにより晩杯屋は生ビール用のディスペンサーやグラスの状態がよく、激安酒場ながら、納得できる生が飲めるのが国産大手ビール好きとしてはポイント高いです。

 

フードメニューは、リニューアル初日は他店舗とほぼ一緒の内容ですが、今後、「しじみラーメン」など、従来になかった不思議海鮮メニューが増えていくそうです。また、昨今やや停滞気味だったフードメニューの改定も、今年はハイピッチで変えていくとのこと。どんなメニューが出てくるか今後も楽しみです。

 

でもも、やっぱり定番はまぐろ刺身。いつもの200円の刺身もよいですが、最近はマグロ山かけがマイブーム。毎日飲んでいる体にすっと染み込む優しい味です。※週に2日は休肝日

 

また、最近の追加で気に入っているのが、揚げたてさつま。さつま揚げは揚げたての美味しさは、小売で買ってくるそれとは全然違うふっくらとした美味しさがあります。

 

ドリンクでは、昨年よりキリンビールを取り扱う晩杯屋から導入されたホワイトホースを使った「馬ハイ」が晩杯屋フリークの間で人気になりましたが、今年はI.W.ハーパーを使ったコイハイが新登場。

 

馬ハイが290円のところで、コイハイが330円と40円割り高です。ですが、ジョッキは500mlサイズを使っていますし、なによりコイハイの名前の通りウィスキーがたっぷり。ダブルといってもいいくらいの濃さが魅力です。

大衆酒場で300円台でI.W.ハーパーが飲めるお店はこれまであったでしょうか。バーに行かずにも手軽に飲めるのは嬉しい。

 

納豆オムレツはオペレーションは大変そうですが、やっぱり頼みたい晩杯屋にきたらマストで頼む一品です。

 

新商品、のり納豆。180円でノリで巻いて食べるもの。葱がたっぷりですっきりした味わい。

 

従来の晩杯屋にはなかったメニュー、絹さやの卵とじ。親子丼のアタマというか、この手の卵とじはお酒の肴にぴったりなのですが、晩杯屋では意外にもなかったです。今後、かつ綴じなど卵とだしをつかったメニューが増えていくのか楽しみです。

 

ハーパーのソーダ、コイハイにぴったりのつまみも追加されました。ベーコンポテトは150円。

 

キリンがコーヒー酎をつくっているのを実は晩杯屋が商品に入れるまで知りませんでした。コーヒー・リキュールをつかった牛乳割りは、金子社長のアイデアでメニュー入りしたそうですが、想像以上の人気なのだそう。私も新橋店で飲みましたが、皆さん試してみました?

 

最後にギネスを。缶にたまのはいったタイプの330mlギネス缶を取り扱うようになった晩杯屋。ドリンクメニューの顔ぶれも料理に合わせてじわじわと変わってきています。

晩杯屋のメニューに飽きてしまったという話を耳にすることもありますが、今再び覗いてみてはいかがでしょう。

今後、秋葉原・ヨドバシカメラ付近に100席以上の着席型居酒屋を出店予定など、今後は立ち飲みだけではなく大衆酒場型が増える予定。そんな2017年晩杯屋の動向を体感できるお店が祐天寺店です。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/キリンビール株式会社)

 

大衆酒場晩杯屋 祐天寺店
03-6412-8990
東京都目黒区祐天寺2-6-11
15:00~23:30(土日祝13:00~23:30・無休)
予算1,200円



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


こちらの記事もどうぞ



«