高見馬場「キングオブチキン」 朝採れ長島、海鮮が抜群の元気居酒屋


高田馬場ではありません。近くには二軒茶屋という電停もあります。

ここは鹿児島・高見馬場。今回ご紹介するお店は、「キングオブチキン」。店名を見る限り、だれだって唐揚げや手羽先、はたまたロティサリーチキンのバル業態を想像するでしょ。でも、ここは魚が抜群に美味しい大衆割烹なのです。

一応、ちょっとだけ鶏料理はありますが、メインは鹿児島県長島で朝水揚げされた鮮度抜群の海鮮料理です。地元の人気店で、箱が大きくても予約のお客さんで次々席が埋まっていくようなお店です。

ご当地の味、郷土料理を食べさせるお店でも、観光客向けというよりは地元の人が愛するタイプ。

 

花板さんの正面になるカウンターが間違いなく特等席。一人、二人ならばここの席を指名したい。丁寧な造りの内装に、トーンを抑えた無垢の木板がふんだんに使われています。席に付けば、「あぁ、いいなー」と思わず口にしそう。

さて、飲み物はと。ビールがヱビス生ビール(中530円)。フロスティミスト層が厚い極上の生で乾杯!

瓶ビールでキリンも置いています。芋ハイボール(480円)が東京の酎ハイポジションです。さすが鹿児島、酎ハイも甲類ではなく芋焼酎。白金の露、黒伊佐錦、伊佐大泉など本格焼酎は当たり前に芋がずらりと揃います。一杯380円とやっぱりリーズナブル。

 

それではメニューをみていきましょう。定番はぶり大根と煮込みで、カウンターの大鍋でぽくぽくと湯気をたてながら出番を待っています。

養鶏が盛んな地域ですし、なによりチキンが店名なのでちゃんと鶏はいくつか置いています。

 

メインは海鮮で、刺盛りからはじまり、きびなご天など気になるもの多数。

 

刺盛り、登場です。これで2人前なんと1,680円。安い!長島でお茶を混ぜた餌で養殖した茶ブリを筆頭に、鹿児島らしくキビナゴ、鯛、近海もののマグロ、赤えびにサーモン。鹿児島在住の常連さん曰く、地元で魚を食べていても毎度驚かされるのだそう。看板料理たる元気な盛り合わせです。

 

ロングなぶり大根。とにかく高さがある大根は、ブリのかしらと一緒にクタクタと煮込まれ、飴色でシミシミになっています。縦方向にスプーンですっとすくい取れる柔らかさです。比較的甘めに味付けされていて、このあたりにも醤油が甘い南九州らしい特長が感じられます。ここに芋焼酎のお湯割りをもらって、ちびちびと。旅先の酒場って楽しいな。

 

鹿児島にいながら、まさか一升瓶ワインを飲むとは。しかも、北極星。一升瓶のワインをがぶがぶ飲むのは大好きです。

 

なぜワインを頼んだかといいますと、実は「肉じゃが」を頼んだらこんなことになっていたから!まさかの赤ワイン煮込み風。赤味噌ベースで牛肉のブロックとじゃがいもを煮込み、グツグツになるまで直火をあてたもの。バケットがついてくるのが、全然肉じゃがっぽくない。こんなのを頼むつもりじゃない!…けど、とっても美味しい。シチューだって、言われてみれば肉じゃがだもんね。

 

最後はバカルディモヒートで、口をスッキリ。

店名のキングオブチキンで、バルかと思ったら和食で。鶏料理かと思ったら地ものの刺身が看板料理で、肉じゃかと思ったらシチューで。全部ひっくり返るのですが、それがなんだかとっても楽しい。こんなレポートでいいのでしょうか(笑)

お店の方も程よい距離感で親切にしてくれますし、なにより美味しい。おしゃれなので、コテコテ酒場に連れていけないタイプの人との乾杯にもオススメです。決してキラキラ系ではなく、ちゃんと飲み屋のいい感じがあるので鹿児島出張の際はお試しあれ。地元の方もぜひ!(地元だとむしろ、今更…かな)

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/九州旅客鉄道株式会社・サッポロビール株式会社)

 

キング オブ チキン
099-295-6830
鹿児島県鹿児島市東千石町2-8
18:00~24:00(日定休)
予算3,000円



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