石神井公園「加賀山」 こんな場所に!腕自慢のもつ焼きは確かな美味しさ


今日は西武池袋線の石神井公園に来ています。ちょっと前までは地上にあった西武線らしい駅も、高架化され近代的な姿に生まれ変わりました。

あわせて商業施設や高層マンションも建ち、人の流れがちょっと変わったように思いますが、商店街に入るとあの頃のままでほっとします。もともと飲み屋が多い街ではありませんが、この雰囲気にも赤ちょうちんは似合いそうです。

 

西武線の沿線といえば、やっぱり細い商店街に大型の路線バスが入ってくるこの風景。荻窪出身の私は赤い関東バスと酒場の提灯の組み合わせが好き。

 

そんな石神井公園で今回紹介します酒場は「加賀山」。メインの商店街から一本入った路地にあり、住宅街にはいっていく閑静な場所にあります。店構えからわかるように小箱なのですが、これがとっても賑わっているんです。

 

焼台に向いて直線で店奥に伸びるカウンターが中心のお店で、大将と奥様のお二人が中に立ちます。

 

飲み物は生ビールがサッポロ黒ラベル、瓶では東京のもつ焼き屋に似合う赤星(サッポロラガー)が、ホッピーや酎ハイ系も赤星同様、もつやき酒場の人気モノが揃っています。ベースの焼酎はみんな大好きキンミヤ焼酎。

 

もつ焼き、煮込みが中心で、サイドメニューはだいぶ絞られています。串は2本単位で240円~。

 

サイドメニューに日替わりで豚足などが加わります。

 

一本ずつ違う部位が楽しめる4本盛り合わせ(450円)もあります。

 

それではまずは黒ラベルで乾杯!ディスペンサーの状態がよく、グラスの洗浄、ガス圧もばっちりの生ビールがでてきました。一杯目の生が美味しいとテンションが上がりますね。

 

箸休め用のポテトサラダから。手作りのポテサラはかための仕上がりで、ハムがたくさん入っています。僅かな酸味とじゃがいものモフモフ感は、もつ焼きの脂を中和してくれるので丁度いい。

 

特製にこみは白い小鍋に豆腐と一緒にたっぷり入って登場。脂をとことこん落としたシロを白味噌で煮込んだもので、モツの下ごしらえの良さから油がほとんど浮いていないのが素晴らしい。コテコテのにこみが苦手な人にもおすすめです。ビールは瓶ビール赤星へ。

 

もつ焼きは4本盛りを2種類頼んでみました。レバ、タン、カシラ、ナンコツにシロなど。大将が修行時代から付き合いのある問屋から仕入れ、店で時間をかけて下ごしらえをしているというモツは鮮度抜群。冷凍したモツと生モツの違いはやっぱり大きい。その日入ったものを、生の状態から焼いていく。ジューシーでほくほくの味が楽しめます。

 

看板メニューのスタミナ串(2本280円)も大変美味。スタミナタレや薬味の味はさほど強くなく、モツの濃厚な味と絶妙なバランスです。

 

ホッピー社のレモンハイのソトとベースのキンミヤ。20度とはいえしっかり入っているのはノンベエ好みで素敵。

 

バイスに梅肉をいれた梅✕梅はお店のオリジナル。常連さんの発想からはじまったお店のオリジナルドリンクです。より酸っぱく、より紫蘇っぽさがあり、ほろほろ酔っ払ってきた舌にちょうどいい。

 

parade<パレード>をご存じの方はどれほどいらっしゃるでしょうか。1965年に全国の中小飲料店メーカーが飲料大手に対抗すべくつくった統一ブランドで、現在製造を続けているメーカーは少ない。トーインこと、東京飲料がつくるパレードはそんな貴重な味を今に伝えています。また加賀山で出会えるとは。味は飲んでみてからのお楽しみ。

 

他にも日本酒の品揃えもじわじわと増えているようで、めずらしい銘柄をみつけられるかも。

 

美味しいもつ焼きに赤星、黒ラベル、山手の酎ハイなどを色々楽しめる加賀山。白い鍋のもつ煮込みやもつ焼きのスタミナなど、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、加賀山の大将はもともと加賀屋で修行されていた方。加山さんというお名前で、加賀屋とご自身のお名前をあわせて「加賀山」としたそうです。

修行経験豊富で、仕入れルートも馴染みの肉屋から鮮度のよいモツをいれていることもあり、もつ焼きの美味しさを再発見できるような酒場です。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

加賀山
03-3997-5013
東京都練馬区石神井町3-28-4
17:00~24:00(月定休)
予算2,800円



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