御徒町「羊香味坊」 羊と香菜で飲みたいあなたへ!ローカル中華を満喫


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神田駅近くの上野東京ライン高架下で人気の中華「味坊」をご存知でしょうか。

日本人向けにあまりアレンジされていない、本格的な中国東北地方の家庭料理を摘みに飲める中華酒場です。中国東北部やモンゴルなどの寒い地域では、体を暖める効果があると言われている羊を食す文化があります。

中華料理といってもその幅は広く、東京でも中国東北料理はまだまだ珍しく、「味坊」は一躍、ローカル中華の有名店となりました。

その支店が2016年11月、御徒町にオープン。高架下の雑多なごちゃごちゃ空間とうってかわって、カジュアルなつくりとなりました。

 

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オーナーは黒龍江省の出身。省都のハルビン市という地名が知られていますが、なかなかピンとこないかも。緯度は北海道・稚内と同じくらい。すぐとなりはロシアで、北京よりもウラジオストックのほうが近い。そんな極寒の地で食べられている体を温める料理食べられると聞けば、気になるのではないでしょうか。

 

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ドリンクは本店の味坊と同じく、ごろごろと冷蔵庫に入れられているボトルワインを1本入れてがぶがぶ飲むか、定番メニューから選ぶようになっています。

ビールは生がサッポロ黒ラベル、なんと飲食店限定の珍しい無濾過ビール「白穂乃香」も繋がれています。瓶は赤星とヱビス。酎ハイが一通りあって、ハードなドリンカー御用達の中国の白酒(パイチュウ)もあります。

 

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冷蔵庫でよく冷やされたサッポロラガー(中びん・550円)をもらって、では乾杯!やっぱり赤星があると飲んじやいます。

 

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フードメニューは羊のオンパレード。香菜(シャンツァイ)の表記がなくても、だいたいの料理に使われているので、苦手な方は事前に伝えましょう。

ラム餃子にラム焼売、羊串焼き、ラムチョップまであります。

 

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羊香水餃子(500円)は、茹でたてのものがつるんとでてきます。小籠包ほどではないものの肉汁が滴ります。個性的なラムの風味とパクチーの香味が刺激的で、この味が好きなタイプの方には頭の片隅に記憶されるレベルだと思います。黒酢を添えて爽やかさをプラスすることも可能。

数人できたら焼き餃子と食べ比べもしてみたい。

 

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昨今、串にささったやきとりならぬ「ヤキラム」が個性的な中華飲みの間でブームですが、ここはまさに羊の串焼きを楽しむならば最高のお店です。

ショルダー、ネック、ランプ、そしてつくね的なものとして、ラムひき肉の青唐辛子詰めなどがあります。日本の大衆中華ではめったに出会わない独特な香辛料がたっぷりついた「辛」や定番の塩など、味付けも選べて悩んでしまいます。

 

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ワインと合わせてもいいし、刺激的で濃厚な羊味にアルコールをあてて行きたくなればパイチュウをぎゅっと飲むのもいいかもしれません。だんだん御徒町で飲んでいるという感覚が薄らいでいくのがわかります。

 

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ここは非日常です。日々の生活で味わうことはまずない、ガツンと刺激的で濃厚で太い味のオンパレード。そこにぐいぐいとお酒を合わせていけば、なんだかとてもいい気分になってきます。

バルで食べる上品なラムチョップもよいですが、直球で感じる中国郷土の羊香(ヤンシャン)な料理も食べておいて損はないでしょう。今日は違う料理で飲みたいなと思ったあなたへ。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

羊香味坊
03-6803-0168
東京都台東区上野3-12-6
17:00~24:00(土日祝は14:00~23:00 ※日は22:00まで)
予算2,800円



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