松戸「鳥孝」 骨付き鶏唐揚げを片手に、昔ながらの合同焼酎


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松戸といえば何の街?地理マニアならば、江戸川がつくりだした沖積平野、歴史マニアならば水戸街道の宿場町として栄えたとなり、鉄道マニアならば常磐線の電車の基地がある街、でしょうか。あ、ギャンブルで言えば競輪も有名ですね。あ、もしかして山崎製パンの工場の街なんて人も?

そして、なんといっても焼酎甲類の街!

ご存知ですか、松戸には2つの大手酒造メーカーの工場があります。宝酒造と合同酒精、どちらも日頃酒場で飲んでいるお馴染みの酒造ですね。宝酒造は、「ゴールデン」や定番の宝焼酎25などを製造し、合同酒精は「合同焼酎ワリッカ」や「ビックマン」、神谷バーで人気の「電氣ブラン」などを製造しています。ですから、松戸がなくなると東京の酒場は成り立たないくらい大事な甲類の街なんです(笑)

松戸駅前の飲み屋街は結構規模が大きく、地方の県庁所在地レベルの店数があります。老舗も多くどこの酒場にはいろうか迷うほど。そんな松戸ですが、まずはここ「鳥孝」を紹介しないわけにはいかないでしょう。

半世紀続く鶏料理の居酒屋で、3階建ての結構な大箱酒場です。店先ではテイクアウトの焼鳥、唐揚げも販売されていて、地元の人にはお馴染みの鳥屋さんです。

 

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袖看板に書かれた昔のアサヒビールの朝日のロゴの通り、昔からずっとビールはアサヒ。生ビールも大びんも500円。いつもは瓶ビール派ですが、今日はぐいっと飲みたいので生でスタート。では乾杯!

お通しは日替わりで、ちょっとした煮付けがでてきますが、甘めの味付けでお酒が進みます。

 

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生ビールをぐいっと飲み干したあとは、常連さんもみんな愛飲している松戸が誇る地酒、合同酒精の甲類焼酎「ワリッカ」をベースにした昔ながららの焼酎ハイボール(280円)を。氷入りですがしっかりした量で飲みごたえは十分。度数は普通ですが、何倍も飲みたくなる不思議な味わい。琥珀色のエキスは、同じ合同の梅の香ゴールドと思われます。

焼酎ハイボールは下町のローガル酎ハイですが、江戸川をこえて松戸でも何軒か飲めるお店がありますね。

 

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名物は骨付きの「昔ながらの唐揚げ」。これで450円と大変リーズナブル。香辛料の複雑な昨今の唐揚げと違い、シンプルで塩の風味としぼったレモンの風味だけでいただくもの。ドラムスティックやムネなど部位も色々で、ボリュームだけでなく様々な鳥の味を楽しむことの定番料理です。

 

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鶏皮ポン酢は焼鳥のカワをきゅうりの上にのせポン酢とネギをかけたシンプルな料理。ここの鶏料理は、鶏そのものが良いのでしょう、安くとも外れることのない味でほっとします。

 

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焼鳥やもも焼き、冬場は鶏すきも人気です。手作りの餃子や、直営の豆腐工場でつくるという自家製豆腐も必ず頼むという常連さんも多い名物料理です。

カウンターはなく、大テーブルが何列かあり、お一人様でもグループでも、その島に相席ごめんで飲むというスタイルで、なれない人にはちょっと不安もありそうですが、店員さんが明るく愛想がよく、お一人様でもちゃんと面倒を見てくれるので安心して利用することができます。

松戸で鶏料理で飲みたくなったら鳥孝で間違いない。創業50余年続く人気の秘訣がつまった名店です。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

鳥孝 松戸店
047-362-7378
千葉県松戸市本町19-21
15:00~22:30(日祝は16:00から・基本無休)
予算2,000円



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