本所吾妻橋「もつ焼き 稲垣」 下町らしさ全開!ごまかしなしの一本勝負


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浅草周辺はインバウンド需要と、そもそもの浅草が日本を代表する観光地ということもあり、さらには東京スカイツリーとセットで遊びに来られる方が多く、有名どころの飲食店はますます大混雑。煮込み横丁の酒場なんて、休日ともなれば全店満卓なんてときも。

ですので、浅草で夕方から飲もうと思うならば、私ならばあえて隅田川を越えてしまうことが多いです。吾妻橋を渡った先にも渋い酒場が多いですが、住所的には墨田区となるわけで、スカイツリー周辺の一部を除き、ぐっと静かな下町らしい町並みが広がり、観光客もほとんど歩いていません。

そんななかにあり、だいたいやっていて大人数でも使いやすい酒場といえば、やはりここ「稲垣」でしょう。とにかく大箱でして、入ってすぐはちょっと大きなもつ焼き店かな?と感じる程度のカウンターとテーブル席だけなのですが、奥には”離れ”があり、別の建物の中にも宴会スペースがあり、それもまた大きい。いままで大人数で飲み歩いている時も、ここだけは予約なしでも振られたことのない、とっても力強いお店です。

 

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いつもでも空いているのかというとそうでもなく、100席以上入れるお店もコアタイムとなればどっと盛り上がっています。忘年会や歓送迎会シーズンは当然予約必須なのですが、案外もつ焼き店で宴会ができるお店は珍しく、それがこうした個人経営の酒場ともなれば、知っておいて損はありません。

 

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味のあるカウンターで次々と焼かれていく串を眺めつつ、お店の方と楽な会話を楽しみながら飲めるので、大箱とはいえちょっとした一人飲みにも勧めたい。

さて、まずはなにはともあれビールから。吾妻橋ということで、ここはもちろんアサヒスーパードライ。アサヒの社員も贔屓にしているお店ですので、ビールの状態は生も含めてばっちり。

それでは乾杯!

 

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ではフードメニューから見ていきましょう。串は3本とか5本とか、部位によって異なりますがまとまった量で一皿です。種類が多くて迷いますので、おまかせで何本という注文も可能。開店直後に来るとまだ終わっていない串打ちの光景を見ることができますが、ここは一体一日に何本の串を売っていのやらと思うほど、仕込みの量は膨大。その日仕入れた豚モツを、その日店内で串打ちをして、冷凍保管をしない徹底したこだわりです。当たり前なんだけど、ごまかしのない商売をしている酒場はやっぱりいい。

サイドメニューもぬかりなく、刺身から中華、名物の稲バーグまで総合居酒屋的になんでもござれ。

 

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ドリンクはやはりアサヒスーパードライを全面にだしていますが、実はここはホッピーも名物。ボトルでオリジナルの甲類「稲垣」をもらい、いくつか”ソト”としてホッピーをもらい自分で作るのがいいでしょう。三冷ではなく、普通のジョッキに氷で冷やして飲むものですが、単品で頼んでも甲類の量がしっかり入っていて飲んで楽しくなれるはず。酎ハイ類も安く、地元密着ならではの安心価格にほっとします。

 

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あなごの白焼きなど、季節感あるおすすめがあるので、串が焼けるまでの間にちょこちょこつまみたい。

 

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それにしても、存在が謎の稲垣と書かれた甲類の瓶がドンとでてきます。すっきりとした味。ホッピーの文字が入った公式ジョッキは気分があがりますね!

 

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砂肝は4本単位。鶏もふくめてどれもボリュームがたっぷりで、やはりこちらも鮮度が良い。焼き方が上手で、外はぱりっと、なかはジューシーで柔らかく肉汁したたる仕上がりです。

 

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カシラはネギ間になっていますが、新橋・芝浦系のカシラはたまねぎで、下町のカシラは長ネギというルールはここにも当てはまっています。甘さがしっかり効いたタレは子供も好きな味。たっぷり七味のピリっとした刺激と甘いタレ、そしてジューシーなモツの味が混ざって、とても幸せです。

 

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いまは貴重な水冷冷蔵庫で出番を待つたくさんのホッピーたち。これからの季節、ぐいぐいと飲んで、気持よく酔いたいですね!

 

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まだお外は明るい。もう一軒飲みに行きましょうか。もちろん、吾妻橋ですからスーパードライを飲みに。

浅草周辺で飲み屋に悩んだら、ここは絶対おすすめ。使い勝手の良さと程よい距離感の接客はまさに大衆酒場のあるべき姿です。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

もつ焼 稲垣
03-3623-6389
東京都墨田区東駒形3-25-4
17:00~24:00(不定休)
予算2,000円



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