大阪「ニューミュンヘン本店」 昭和33年創業、西の伝説のビヤホールはここから


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東のライオン、西のミュンヘン!

ビヤホール好きだけでなく、関西の幅広い層から愛され続けている老舗のビヤホール「ミュンヘン」をご紹介します。昭和33年創業、当時は珍しいビールメーカーとの資本関係のない独立系ビヤホールとしてここ梅田・曽根崎に誕生しました。

ドイツのビヤホールのような重厚感あるつくりと、半世紀以上使われ続けている建物は、そんじょそこらのビヤホールでは真似ができない、本質を漂わせる雰囲気です。

午前11時30分のオープンの前には毎日店先に行列ができるほどの人気店で、ランチタイムでも待ち時間が発生するほどです。ランチから通しで営業していますので、夕方から夜にかけて飲みに行くのが普通の使い方だと思いますが、私は堂々をこう言いたい、「ミュンヘンの昼ビールは最高だ!」と。日差しの強い正午、ふらりと立ち寄り、最高に美味しい生ビールをごくごく飲む。これがたまらないんです。

 

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ということで、今回は日曜日の開店にあわせてやってきました。オープンと同時に次々と店内に人が流れていき、あっという間にほぼ満卓状態になりました。一階がビアホール、二階はレストランになっています。老舗の空気に浸りながら飲むならば、やはり一階へいかなくては。

受付で希望を伝え、一階の奥へ。結構お一人で飲みにいらっしゃる常連さんも多く、ビアホールはグループから一人まで、様々な人が「ビールはまだか!」という表情で待ちわびる光景が広がります。

 

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いまは見かけることも少なくなったサッポロ生ビールの看板はいまも現役です。黒ラベルという名前になる以前から、ビアホールはサッポロ生でした。レンガの壁にレトロな照明、随所にある昭和モダンなデザイン、これだけでビールは何杯でも飲めそうでしょ。

 

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ビールはサッポロ生ビールを基本に、ヱビスとそのハーフ、さらに同社とサッポロビールが共同でつくる神戸の「大使館ビール」が選べます。個性ある味わいのビールはニューミュンヘンでしか飲めません。

 

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ですが!やっぱり最初はこれでしょう。サッポロ生ビール!サイズは小・中・大・デラックスと4種ありますが、私は絶対デラックス(1,110円)です。ドドーンとでてくる1.1Lサイズのジョッキはテーブルの上でこれ以上ない存在感。ジョッキの重さも含めると、女性は片手でまず持ち上がりません。

外側を滴るビールの泡と滴をみていると、もう我慢できません。両手で持ち上げて、乾杯!
ニューミュンヘン品質はだてじゃない。

 

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ニューミュンヘン流の注ぎ方と独特な横スライド型のタップで注がれたビールは、いつまでもスフレ泡。鼻の下の泡をつけながら、フードメニューをみていきましょう。

定番のフランクフルトやスペアリブ、ピザなど、ビヤホールなのに程よい価格なのが流石大阪。

 

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小エビの唐揚げにスルメイカ、老舗のビヤホールは実は結構居酒屋メニューなんです。

 

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ビーフカツレツにフィレステーキまで。どこか懐かしい昭和の料理がビールともよく合いそう。

 

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季節限定のおつまみ。きびなごの天ぷらが600円と、やはり比較的価格帯はおさえられています。

 

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キリッキリに冷えて程よい泡の具合、最高の生ビールが手元にあります。それでは、改めて、乾杯です!

肉厚のジョッキは、そのものが氷水でよく冷やされているのでしばらく置いておいても温度はほとんどかわらず、巨大なジョッキも最後までちょうどいい冷たさで味わえます。

 

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いろいろメニューをみてきましたが、ニューミュンヘンといえばやはりこれで決まり!
骨付きの阿波乙女鶏の唐揚げ。ビールといえばやっぱり唐揚げなわけですが、とくにニューミュンヘンの唐揚げは格別です。これとビールだけを飲みに来る常連さんも多いというほど、看板商品です。味にもちろん異論なし。なんこつに近い骨がはいった骨ごとチキンなのですが、それがより上手さのポイントです。

外はカリっと、中はじゅーっと旨味あふれる噛みごたえある鶏、ときどきでてくる骨も、その周囲についた旨味をしゃぶるように食べたい。

 

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そこにこれですよ、追加で注文、サッポロ生ビール。たっぷりバケットに入った唐揚げはこれで920円と破格なので、ビール大を二杯とちょうどいいくらい。それでも、独り占めして食べるのが好き。

 

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全然減りません(笑)

 

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味付けは風味のあるハーブのような薫りで、最初は薄味に感じるのですが、食べているうちにちょうどいいことに気づきます。単純な味ではなく、食べるごとに旨味の違いが感じられ、一人で一皿でも食べ飽きない極上品。

 

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黒ラベルを飲み続けてきましたが、ここでちょっとめずらしいビールを。サッポロビールは、関西向けは大分日田工場か、もしくは焼津の静岡工場が主に大阪で飲めるビールなのですが、実はびっくり、神戸でも作っているのです。

サッポロ神戸大使館醸造所という名の、サッポロビールとニューミュンヘンが共同出資で兵庫県にビール醸造場をつくり、ここニューミュンヘンで飲むことができます。

それがこの大使館ビールと港神戸ヴァイツェンです。下面発酵中等色ビールで、60日以上熟成させた特別なラガービールです。色や最初に感じる風味は琥珀ヱビスですが、その味は異なり明るくスマートな味になっています。

 

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天井が高くゆとりのある空間で、伝統の味を楽しむ、ビールや料理を磨き、店そのものはあえて進化させていないと感じるニューミュンヘンは、ビール好きならば一度は飲みに行くべき場所です。

 

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1000Lタンクでビール工場から直送してくるニューミュンヘンの味は、ビール工場で飲むあの味か、私はそれ以上に感じます。店によって、空間によって、注手によってこんなにも味が変わるのかと驚かせてくれるビアホールです。

 

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大阪へ飲みに行ったならば、お昼はまずはここからスタートでしょう。家の近くに銀座ライオンがあっても、あえて飲みに行きたいビヤホール、それがニューミュンヘンです。

唐揚げで満腹になりましたが、ほかにも安心のおつまみ多数。ぐいぐいと満足行くまで最高の生ビールを楽しんでみてはいかがでしょう。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

ニューミュンヘン 本店
06-6311-3381
大阪府大阪市北区曽根崎2-9-13
11:30~22:30(年末年始・お盆定休)
予算2,800円



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