下北沢「珉亭」 名物中華にキリンラガー、日常にあるちょっとした幸せ


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今日は街の中華でゆったりお昼酒。やって来ましたのは、下北沢で半世紀以上続く名物中華の「珉亭」です。江戸っ子ラーメンや桃色のチャーハンが有名ですが、ここの二階の座敷は飲兵衛にはたまらない空間なのです。

どこにでもあるような中華屋さんで休みの日の午後、日差しを浴びながらのんびり飲むのは最高ですよね。とくにここは素晴らしいのです。家から電車に乗ってわざわざ目指してでも行きたい大好きなお店。

店構えはいたって普通の中華屋。びしっとキレイな暖簾が「ここ、絶対いい店だ」というオーラを醸し出しています。入ると厨房を囲むL字カウンターが奥へと伸びていて、一般的なつくりよりもちょっと広い。でも、ここのカウンターではなく、目指すはその先にある急な階段を登った先にあります。

 

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上がると畳敷きの広間にテーブルが並びます。壁にはずらりと品書きと有名人のサインがかかっています。窓からは午後のゆったりとした日光が差し込み、畳を優しく照らしています。

さぁ、ビールを飲みましょう。お姉さん、ビールちょうだい!生ビールは取り扱いがなく瓶だけ。中瓶のキリンラガーがトンと置かれたら、ささっと注いで飲み始めましょう。では乾杯!

 

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何はともあれビールを一口。そしてまた一口。少し落ち着いたら左手にメニューを持ち、右手にはビヤタン。飲みながら「今日は何をつまもう」と考えているこの瞬間が、とっても日常的なことなのですが、ありふれた幸せがイイ。

 

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焼きギョーザ。もちもちとした皮と肉汁がしみだすジューシーな餡のバランスは絶妙。6個で500円。ラー油としょうゆ、ちょっぴりのお酢をつけて頬張れば、熱々、はふはふ。そこへごくりとキリンラガー。普遍的な満足がここに。

 

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餃子繋がりで五目水ギョーザ(900円)。ひとりでは食べきれないボリューム満点なひとしな。ラーメンよりも高価なのも頷ける、圧倒的な具材の量。きくらげに白菜、たけのこに人参。その下にはつるっとした餃子がたっぷり。野菜不足を解消して余りある贅沢なつまみです。

 

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ジャンドーフは私のイチオシの逸品。マーボードーフならばわかるけれど、ジャンドーフとは?と、最初は好奇心で頼みましたが、これはハマる!味噌味で、ひき肉とザーサイ、ネギを和えたたっぷりの具を豆腐ともやしの上に豪快に載せたもの。麻婆豆腐が好きだけど、珉亭のこれはもっと好き。

 

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お酒はキリンラガーをチェイサーに紹興酒「古越龍山」を常温でゆるりと飲みます。外はまだ明るい、時間はたっぷりある。畳の上で足をくずしてどっしり飲み始めちゃったから、今日はゆるゆる人間になるのです。

子連れの家族は、子供にチャーハン、お父さんとお母さんはビールを次あってピータンをつまみに飲んでいる。奥の老夫婦はまるでシモキタ中華の風景の一つのように溶け込んでいる。店員さんは世間話をしながら、時々飛んで来るオーダーに答え、ダムウェイターで上がってくる料理をリズミカルに運んでいる。店内に響くは昼のNHKラジオの声。

あぁ、ここは天国なんです。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

みん亭
03-3466-7355
東京都世田谷区北沢2-8-8
11:30~23:30(月定休/月が祝日の場合翌日休)
予算1,800円



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