根津「十二番倉庫」 北海道直送、美味しい食材を日常酒場で


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根津にいい酒場がある。そう教えてくれたのは、いつもSyupoを見てくださっている読者の方から。日々、自分の足で飲み屋街を見てあ歩き、気になるお店に飛び込んではいいお店がないものかと探しています。ですが、やはり新店で良いお店をいち早く見つけるには、皆さんからの情報がとても役に立つのです。今回も、そんな一軒です。

地下鉄千代田線の根津駅からすぐの場所、このあたりは老舗の酒場や最近話題のワインバルなど、なにかと飲み歩きには困らないエリアですが、そんな根津に北海道出身のオーナーが始めた素敵な酒場がオープンしました。

十二番倉庫という店名。由来をたずねてみると、弥生2丁目12番地というお店の住所から。おもしろい付け方ですね。

 

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ごくありふれた酒場の佇まい、北海道の雰囲気を作りこまずに、昭和な感じの、これぞ酒場という感じ。コの字カウンターとテーブル席があり、グループから一人まで使い方はいろいろです。営業は15時からと早く、根津の貴重なスタートダッシュができるポイントです。

釧路出身のオーナーが故郷からの特別ルートで仕入れる食材をつかった北海道料理が豊富。時期にもよりますが、厚岸の牡蠣はもちろん、ホッケやラム肉まで揃います。オーナーもこちらの店長も、どちらもまだ若い方で、その行動力や美味しいものを出そうという熱意を持たれているのがとても素敵です。

 

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定番メニューは壁に貼られた短冊から。旅先でガイドブックなどを参考にせずにふらりと立ち寄った酒場が、予想以上によかったときの感動に近いものがここにはあります。

 

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釧路といえば炉端焼き発祥の地。こちらのお店も定番で炉ばたを容易。氷下魚や鮭、干し鰊など北海道らしさたっぷり。どれも食べてみたくなるものばかりで悩んでしまいます。

 

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なにはともあれ、喉がカラカラなのでまずはビールから。瓶ビールはサッポロラガー、生ビールはサッポロ黒ラベルです。中ジョッキ(550円)は、みんな大好き大きめの500mlサイズ。やっぱり北海道の酒場にはサッポロビールが似合いますね!

それでは乾杯。

うんうん、状態がイイ。泡も細かく冷え具合もちょうどいい。

 

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本日の刺身盛り合わせは、なんとこんなに豪華!いかそうめん、中トロ、ほっけに水だこ。サービスたっぷり。これが千円で食べられるのだから、やっぱり酒場巡りはやめられませんね。生のほっけが食べられる機会は、最近少しずつ増えてはいるものの、鮮度が求められる食材だけになかなか厳しい。ですが、ここのほっけ刺しは新鮮で脂ののりも抜群で実に素晴らしいものです。ちりちりとした食感、最初はたんぱくに感じつつ、噛んでいくと旨味がじわじわと広がっていきます。

水だこもぷりっとした食感、こちらもとても新鮮です。さすが、直接ルートは強いなぁ。

 

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こうなると日本酒が飲みたい!男山をお燗で、といきたいところです。お酒はちゃんと湯煎してくれます。鰤の柚庵焼き(ゆうあんやき)は、甘じょっぱくてちょっぴり濃い目の味付けでお酒が進む進む。うーん、もう一杯ビールいっちゃおう!大生ください。

 

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デーンと筋トレができそうな重さの生ビール大!明るい時間こそ、大生をぐいぐいと飲まなきゃですね。取材は16時頃。常連さんが心地いいお昼酒を楽しまれていますが、この姿をみて驚かれました。す、すみません、いつも大ジョッキがあれば頼んじゃうタイプなので。

 

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焼きナスをつまみに、外の日差しを眺めて飲む。あぁ、なんて幸せなのでしょう。今月、北海道に行こうと思っているんですよー、などとお店の方や常連さんとお話をしながら、時計を気にすることなく飲むひととき。酒場巡りの良さを改めて感じます。

 

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せっかく北海道の食材で飲んでいるのだから、ビールのあとの酎ハイ類も北海道でいきましょう。地サイダーとして北海道の定番ドリンク「コアップガラナ」で割る「熊出没注意」という名のサワーをいただきましょう。

北海道旅行記念グッツの総称たる熊出没注意をサワーの名前につけるなんておもしろい。そして出てくるのがコアップガラナなのですから狙い通りという感じ。

ベースとなる焼酎はもちろん、サッポロ焼酎です。

 

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コアップガラナが小原(北海道のメーカー)かコクカ(現ホッピービバレッジ)かなんて考えるまえに、この独特な味にまずはうっとりしましょう。コーラのようなジンジャーエールのような、不思議な炭酸飲料です。リボンシトロンといい、北海道のサイダー文化は奥が深く楽しい。

 

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オーナーは釧路出身の方で、なんとジンギスカンやザンギ(釧路生まれの唐揚げ)ですらこちらのお店で提供しているのですが、実はとっても東京の酒場好き。例えば、この煮込みだって、あの酒場を研究した結果です。どこの酒場かは、実際に食べてみて答え合わせをしてほしい。

 

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コアップガラナを飲みながら煮込みを食べてると、なんとなく北海道から東京の下町へ移動してきた気分。「あぁ、ボールと煮込みかー、それは合うはずだ。」と心の声か聞こえてきそう(笑)

 

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直送食材ながら、普段飲みに使える価格帯で、どれも外れのない美味しさ。千代田線沿線に住んでいる方でなく、ぜひここを目的地として飲みに行く価値もあると思います。界隈には観光名所も多く、人気の老舗酒場もありますので梯子酒にも困りません。

土日営業、休みの日はふらりと飲み歩きにいらしてみてはいかがでしょう。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

大衆炉ばた 『十二番倉庫』
03-3868-0048
東京都文京区弥生2-12-2 武ビル1F
15:00〜23:30(木定休)
予算2,800円



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