板橋「松月」 半世紀続く大衆割烹でほっとするひとときを楽しむ

板橋「松月」 半世紀続く大衆割烹でほっとするひとときを楽しむ

2015年12月24日
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板橋駅はJR埼京線の線路を境に西側が板橋区、東側が北区になっています。ここは住所だと北区ですが板橋駅からは徒歩1分の立地。古くからの飲み屋街が広がっています。ひと駅隣の池袋駅とはがらりと違って閑静な雰囲気。ちょっとした旅先の繁華街を歩いている気分になります。さて、そんな滝野川の飲み屋さんのなかでオススメの老舗といえばここ、半世紀続く大衆割烹「松月」です。

風格漂う店構え。ぴりっとした白暖簾と赤ちょうちんのコントラストがとても素敵。店先をとても綺麗にさせていて銘店のオーラを漂わせています。

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お店は左にカウンター、右にテーブル席。お店はいつも常連の皆さまでいっぱいです。お通しのないお店でビールも大びんが木・金・土が430円と大変素晴らしい価格設定。まずは基本の大びん黒ラベルを。とととっと注いで乾杯です。

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ここに来たらやっぱりお刺身は外せません。三点盛り680円、これがまた素晴らしい。

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美味しいお刺身が出てきたらビールが飲みたくなりますよね!大生を頼んじゃいましょう。なんと1Lジョッキに昔からのサッポロ赤い星マーク。このあとブランドロゴが黄色い星マークになりましたから、このジョッキは長く続く老舗の証。しかも大生ジョッキとは更に珍しい。

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土鍋に入ってぐつぐつしながら出てくる煮込みがお気に入り。

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味噌味で旨味がつよくそれでいて塩分は控えめ。ビールや日本酒が進みます。スライスオニオンの風味と食感がモツとよく合います。

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大生から中生に移行。みてください、このクオリティ。フロスティミストが1センチ近くもあります!

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洋食の修行をつんだ三代目がつくるオムレツは今の松月注目の料理。中はとろり、外はパリっとした絶品のオムレツです。ケチャップ多めで酒場らしい見た目ですが、三代目の腕の良さがよく分かります。

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お店は家族経営。賑わう店内にあって家族だからできる阿吽の呼吸で次々と料理がでていきます。忙しい中でも優しい雰囲気に包まれているのも素敵です。

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カウンターで美味しいひとときを楽しむ常連さん。渋くてカッコイイ!常連さんの顔ぶれが渋いほど良いお店だと思います。

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お世話になりました!また近くお伺いします。
おいしい時間をありがとうございます。

板橋でトップクラスの老舗酒場は、安くて美味しくて、とっても暖かいお店です。池袋で飲むのもいいけれど、埼京線にひと駅乗ればこんな素敵なお店があるんです。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

松月
03-3916-1572
東京都北区滝野川6-86-11
16:30~24:00(日定休)
予算2,400円