池袋「うな達」 鰻を楽しむ大衆酒場といえばここは外せない


DSC00077

旧区役所の裏、昔ながらの鰻で飲める大衆酒場があります。うな重やうな丼などもありますが、お客さんの9割は普通の酒場として利用しています。大衆価格の鰻が人気で蒲焼き・白焼きも1000円前後でいただける貴重なお店です。

駅から少し離れていて界隈には飲み屋もほとんどない繁華街の外れにあります。年季の入ったビルでお店は地階というなかなかハードな立地。知らなければ素通り間違いなしなのですが、ここは実は大変素晴らしい古典酒場なのです。

うなぎ屋と聞くと予算も高めにしないといけないし…なんて不安があるかもしれませんが、全然そんなお店ではありません。さぁ、今夜はここに立ち寄りましょう。

 

DSC00080

地階への急な階段を降りて行くと正面ではもくもくと狼煙を上げている鰻の焼台。そして右には昔ながらのコの字カウンターが広がります。

十数人が座れるカウンターは奥の方に毎日のように通う常連さんが、そして手前には年齢差のあるカップルや若い医師が先輩に教えられて来たような感じで飲んでいたり、一人で一升瓶の焼酎をちびちびと飲んでいる一など、統一感のないお客さんたち。それがとっても池袋らしい。そういえば、私も他人様からすれば何しているかわからない女なのでしょうけれど。大衆酒場の魅力はこのカウンターでの人間観察でもありますからね。そう言っている本人も、他人から見たら「不思議な酒場の顔ぶれ」の一人(笑)

余談が入りましたが、では瓶ビール(500円)から始めましょう。生は一番搾り、瓶はキリンクラシックラガーとサッポロラガーの二種類があります。悩みますが、まずはキリンさんで。

乾杯!

 

DSC00089

鰻とほか色々を頼み、時間がかかりそうな焼きメニューなのでそれまでの繋としてピリ辛クラゲ(300円くらい)を。お通しのおでんと合わせて、これをつまみにチビチビと瓶ビールを飲み進めます。

 

DSC00084

思ったよりもだいぶ早い、うなぎの蒲焼串がやってきました。一口サイズで1本200円。蒲焼きを頼んでしっかり食べようかとも悩みましたが、今宵は部位食べ比べということで。

 

DSC00085

キモ(140円)。甘めのタレとキモの深み、苦味の美味しいクラシックラガーと相性は言うまでもなく抜群です。

DSC00088

こちらはひれ。ニラが巻かれていて風味が豊か。若干の焦げた感じがまた美味しい。一口でぱくっと食べれば、口の中にふわっと広がる鰻のうまみ。これで1本120円なのだから素晴らしい。

 

DSC00087

ビールを飲み終えるのはあっという間。ここは日本酒はあさ開と高清水がありますが、お客さんのほとんどは焼酎を飲んでいます。というのも、一升瓶で3,000円前後とかなり酒場としてはリーズナブル。そりゃボトルキープして飲みたくなりますよね!

あ、もちろん私もマイ・ボトルです。ちなみに、2,800円でサッポロ焼酎もありますので、星マークの焼酎好きの方も必見です。私は、悩みに悩んでキンミヤをチョイス。ホッピーは冷蔵庫でよく冷やされているので氷をあまり入れなくても冷たく楽しめます。

 

DSC00090

ホッピーとキンミヤの割合は1:1に。ゴクゴク飲んでいきましょう。
うなぎ屋さんにはたいてい置いているどじょう料理。注文をしてから水槽より救い上げてそのまま鍋でお料理にされます。柳川で500円。さすがにマルですが、専門店と比較しても十分納得の味です。

 

DSC00093

うなぎ屋のやきとりが美味しいってご存じですか?老舗のうなぎ店はやきとりを扱っていることが多いです。もちろんこちらも。

DSC00095

つくねも鶏、かわも鰻の風味が少しついていることもあって、普通の焼鳥屋とはまた違った美味しさがあります。焼鳥・やきとんも1本100円前後とお財布にほんとうに優しい価格設定です。

ほかにも黒板メニューではお刺身や煮魚、焼き魚、炒めものまでそろっていて、やはりどれも大衆酒場の平均より1つ低めの価格設定になっています。鰻がメインのお店ですが、常連さんは鰻は軽くで、ほとんどは一品ものをおつまみにしてボトル焼酎を飲むというのが定番です。

 

DSC00083

お座敷もあり、そちらは4~6人のサラリーマングループが軽い宴会を楽しんでいます。長年の煙でいぶされた空間には、長年たくさんの飲兵衛に愛されてきた肉厚な歴史があちこちに感じられます。

DSC00096

池袋には古い酒場がたくさんあり、その多くがお店の方もお客さんも世代交代をして、新しい歴史を歩み始めています。箱は昔のまま、料理も変わらないけれど、人はかわっていく。もしかしたら酒場のほうが人間よりも長生きなのかもしれませんね。

とても親切な女将さんで、飲んで食べてしたあとは心からほっとした気分になります。池袋の雑踏の奥にあるこういう酒場はいかがでしょう。きっとあなたの”住処”になるはずです。

ごちそうさま。

 

この記事はあなたのお役に立てましたか?

この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、
ブログランキングへ応援ボタンからの投票を1日一回いただけると嬉しいです。

にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

うな達
03-3983-0008
東京都豊島区東池袋1-31-3
17:00~22:00(日定休)
予算2,2oo円



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


こちらの記事もどうぞ



«