下北沢「よっちゃん」 下町酒場の名要素が詰まった酒場ファン必見空間


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渋谷駅から京王井の頭線で数分の場所、新宿からも小田急線であっという間という好立地「下北沢」は、その両方の街の文化の良いとこ取りをしたような、独特な個性が光る街。吉祥寺のような若者文化と、新宿のゴールデン街にあるような創作的な雰囲気と、いろんなものが混ざり合っていますが、ここの酒場もそんな「いいところの要素が集まった」的なお店が多いのが特長です。

今回ご紹介するお店は、立ち飲みの「よっちゃん」。まだ明るい三時半からやっているお店で、スタートダッシュの早い飲兵衛や、地元の飲食店で働いている人が早い時間からのお酒を楽しみます。夕方からは、アート系な雰囲気の人が増えてくるのも”シモキタ”らしい。

 

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駅から数分の路地裏にある古いビルの地下。まさに知る人ぞ知るというお店です。薄暗く急な階段を降りて行くと半開きの扉が見えます。ここを勇気を持って開けると、目の前には程よいサイズのコの字カウンターが広がり、それを囲む常連さんの暖かな表情がホッとさせてくれます。

まずは考えることなく、「瓶ビール!」と注文。早い時間は50円引きの瓶ビール大瓶(550円)は、アサヒ・キリン・サッポロが仲良く共存しています。サッポロは嬉しいことに赤星です。生ビールもあり、こちらは黒ラベル。

こういうカウンターには赤星がよく似合いますね。では乾杯!

 

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まぐろは一盛りで200円とリーズナブル。マグロ刺身と瓶ビール、千円以下で簡単に手に入れられる庶民の幸せここに有り!

普段は溶かさないワサビですが、こういうときはたっぷり溶かしたワサビ醤油で食べたいものです。

 

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さて、何も考えずに条件反射的に「赤星」ってオーダーしましたが、喉が潤ってきたので落ち着いてメニューを見てみましょう。

生ビール450円も早い時間は350円とタイムサービスになっていますので、赤星の後は黒ラベルに移行しようかな。甲類焼酎が宝と金宮のニュ類を置いている点、豆乳割りやガラナハイを置いているのも興味深い。

 

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あれ、世田谷区で飲んでいるはずなのに、メニューを見ていたら墨田区な気分がしてきた… ビルの階段を降りたら、そこは下町ボールの世界でした的なメニュー。

下町の色付きハイボールマニアとしては、これはぜひ飲まなくては。

 

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日本酒は銀盤が定番酒。富山の銘酒、愛してやまない銘柄の一つです。そのままストンと置かれるコップに注がれるのも大衆立ち飲みの王道を行く感じで実に楽しい。

 

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この写真をみて「あっ」ってなる方、多いのでは?
Syupoの読者ならばおなじみの渋谷富士屋本店の名物メニュー、ハムキャベツです。奥に写っている瓶ビールが赤星でなくて黒ラベルならば、「渋谷の写真だよ」と言っても違和感なさそう。

ソースをたっぷりかけてよく混ぜ、口を大きく開けてパクっと。うん、いつもの味です。

 

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ハムキャベツから湯豆腐は王道の流れだよね。あ、それは渋谷だっけか。

ということで、これまた条件反射で湯豆腐を注文。食べ物のどれもが100円から300円と大変リーズナブル。それでいてしっかり盛りがいい。大変良いことです。

 

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気になるボール。ドリンクニッポンを使っているところにもこだわりを感じます。新小岩の小さな炭酸メーカーのリターナブル瓶が、まさか山手線の反対側まで進出してきているなんて。店主さんに聞いたら、世田谷区まで配達してくれる酒屋があるのだとか。どこだろう。この界隈のご当地業務炭酸といえば、中野区新井のトーインか、目黒区の博水社か。扱いやすさでいえば、サッポロを置いているのだからリボン炭酸(旧サッポロ飲料の炭酸水)とかも。

そこをあえて野中食品のドリンクニッポンを置くなんて、おみそれしました。

気になるボールのエキスは甲類と前割りされていて、自分で甘さは変えられないタイプ。

(研究者・関係者向け:エキスは天羽のB?なんとなく、混合のような。いせやの梅っぽい気が…)

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続いて豆乳割り。まるっとしていて、ぬるっとした美味しさ。甲類の甘みが引き立ち、なんとなくお砂糖入りミルク的な味に感じる豆乳割り。まだ飲んだことがない方はぜひ。宝焼酎でもトライアングル焼酎でも金宮でも、甲類なら何でもOK。

 

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続いてキンミヤロック。たっぷりなみなみ入って300円。予算をかけずに素早くふわっとしたい人にぜひ!キンミヤは頭が痛くならない…なんてウワサがありますが、しっかり効きますから飲み過ぎにご注意を。

 

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醤油差しに入った色のついたエキス。ラー油?魚醤?いやいや、これは梅エキス。醤油差しにいれているなんて、まるで思い出横丁のカブトみたいじゃない。これをトトトっといれて、ぐいっと飲めば、キンミヤがよりおいしく感じること間違い無し。

 

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こう飲み続けていると、どうしてもビタミンとかカロチンとか、野菜エキスの不足が心配。そこで注文、トマト割り。製氷機ではないちゃんとしたブロックアイスを砕いた氷なのがまたいい感じ。甲類たっぷりはいって、これまた良い具合。

 

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瓶ビールは水冷が一番美味しい、それが私の考えです。ここ「よっちゃん」もプールで冷やされているのが素敵です。

程よい大きさのお店、雰囲気のいいお客さんたちと、とても優しそうなご主人。そこで大好きな大衆酒場のお酒をゆっくりと楽しめる。千円ちょっとで楽しい時間が過ごせます。

下北沢が通り道の方も、たまには渋谷や吉祥寺以外で飲みたい方も、ぜひお立ち寄りになってみては?立ち飲み好き・大衆酒場好きの方にオススメな一軒です。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

大衆酒場 よっちゃん
03-3424-6463
東京都世田谷区北沢2-17-14 下北沢センタービル B1F
15:30~23:30(水定休)
予算1,600円



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