【閉業】麻布十番『魚可津』豊富な旬の魚を味わう、街を代表する一軒

【閉業】麻布十番『魚可津』豊富な旬の魚を味わう、街を代表する一軒

2015年9月2日
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東京のおしゃれな街にもいい雰囲気の居酒屋はあります。例えばここ麻布十番。高級車が走るレンガただみの麻布十番商店街沿いに魚の美味しいお店「魚可津」があります。

個人経営の飲食店で、一階は厨房とテーブル席、二階は大人数で宴会ができる空間があり、場所も都心にあるので非常に使い勝手のいいお店です。そしてなにより、魚好きの食通をしっかりと唸らせてくれるクオリティがあるお店です。

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窓際のテーブル席からは十番商店街を眺めながら飲めるので実に優雅。それでは、一杯目は瓶ビールにしてはじめましょう。

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お通しはニシンの味噌漬け。これから始まる魚料理への期待を感じられる一品です。それでは乾杯!

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日本酒の品揃えが豊富。八海山や獺祭などの人気銘柄から珍しいものまで様々。

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こちらが料理メニュー。しわし、真鯛、ほうぼう、いさき、そして気になるメバルの煮付けなど。どれを頼もうか悩むこの時間が好き。

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海鮮料理がとにかく豊富。宴会は3,000円からで飲み物は別と一般的な大衆酒場から比較すれば高級ですが、ここの魚のクオリティならばむしろ安いと感じるかもしれません。

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まずはもずく酢でスタート。食前の酸味が嬉しいです。

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お刺身、今宵は鯵をチョイス。関アジとのことで、脂も乗っていてなにより鮮度が抜群。ビールもいいですが、これは日本酒にすぐ切り替えたくなりますね!

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続いて焼き魚。のどぐろが大好物でして、それを発見したので悩むことなく注文。長崎のものということですが大変立派です。もっちりとした食感、ねっとりとした旨味が口いっぱいに広がります。

あぁ、これはもう我慢できません。

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本格焼酎をロックで。わー、なみなみですね。

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つづいてめばるの煮付けを注文。しっかり一尾で1280円。これは嬉しいじゃないですかー。味付けは優しく甘辛控えめ。東京風ではなく、どちらかと言うと関西風の味付けです。

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こんなに美味しい魚が揃うと、日本酒も飲みたくなっちゃうじゃないですか。キリっと冷えた沢の鶴特別純米をいただきましょう。沢の鶴は灘の大手蔵ですが、このクラスのものはあまり見かけませんよね。

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最後はアジフライを注文。かなり大きくて食べごたえ十分。ソースがついてきますが、これは醤油でも良さそうです。

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揚げたころもにふわっと広がる醤油の香り。サクっとした食感を残しつつ、じゅっと口の中に広がる旨味。おおぶりのアジフライには醤油があいます。

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行き交う人や車を眺めつつ、のんびり美味しい魚とお酒でいい時間。麻布十番で用事がある時にはぜひ。ちょっとした打ち合わせ飲みやデートにもおすすめです。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

魚可津
03-3401-7959
東京都港区麻布十番1-6-5
17:30~23:00(無休)
予算4,000円