赤羽「喜多屋」 朝から晩までのほほん過ごそう立ち飲み酒場

赤羽「喜多屋」 朝から晩までのほほん過ごそう立ち飲み酒場

2015年7月5日

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ここは赤羽、酩酊の街。朝から晩まで飲み屋が口を開け、集まってくる飲兵衛を次々と酔わせていくところ。あらゆるタイプの酒場があるけれどやっぱり基本は立ち飲み屋。今日もみんな、二千円握りしめ、太陽の光の影でなかで酔いを楽しみます。

酒場の周辺が水っぽいことはよくありますが、ここ「喜多屋」ほどそれに囲まれている酒場も珍しいです。まさに東京のディープエリアここにありな場所なのですが、なぜか時々顔を出したくなるのだから不思議です。

いらっしゃい、と迎えてくれる社長と女将さん。明るい時間は社長はいないけれど、15時くらいになるとのんびり登場します。お店は中央の厨房の左右にカウンターがあり、店内ではつながっておらず入り口も2つあります。ここで右に行く人、左に行く人と好みがわかれますが、右が好き。昼間は右しかつかっていないし。

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ここは雰囲気的にはキャッシュオンなのですが料金後払い。お店に入るなり「飲み物は?」と聞かれるので、なにはともあれ瓶ビールを。大びんで410円(税込)という価格、このご時世にたいへん貴重。一本売っても100円ちょっとしか儲けが出ないと思うけれど、大丈夫かな?なんて心配してしまいます。

だったらもっと飲めばいいだけの話ということで、では乾杯!

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おつまみはお刺身類、煮込み、そしてカウンターのショーケースの上には大皿に盛られた料理がいろいろと並びます。私はここに来たら必ず頼むのが焼鳥。かなり大きい焼鳥が1本120円。注文をうけてから焼き台でバイトの子が焼き始めるのですが、これがなかなか行けるんですよ。

あとはオーダーを受けてからつくるから揚げ物なかなかのもの。カレー玉子とか煮込みハンバーグとかナポリタンなど子供が喜ぶメニューのオンパレードなのですが、飲兵衛って結局子供の頃から食べ物の好みは大して変わっていないんだと思います。ハンバーグでビール、最高じゃないですか。

どの料理も110円~200円台とかなり安くて、喜多屋ならば2千円を超えて飲食することは普通の人なら困難です。そんなにお腹に入りませんから(笑)

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一本目はいつも瓶ビールと決めていますが、そこからは延々と酎ハイ類で。焼酎ハイボール(白ハイってやつ)はなんと190円。焼酎は安心のブランド宝25°だし、炭酸は下町の定番アズマ炭酸ですから、なんの文句もございません。

ただ、今日はちょっと贅沢にウーロンハイな気分。贅沢と言ってもたっぷり焼酎入って220円なのですから、お財布には影響はほぼゼロ。ウーロンハイって多くのお店があらかじめ作ってだしてきますが、こちらは瓶が別にやってきます。ホッピーよろしくナカだけおかわりして、超絶濃い目なウーハイも飲めてしまえるということ。

しかもこの烏龍茶、かなり珍しいポッカサッポロ(旧:サッポロ飲料)のだし。

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明るい時間からやっているお店は、明るい時間にこそお店最大の魅力があると思っています。ここは朝7時からやっていますが、休みの日に午前中からテレビを見つつだらだら飲んでいるとこれが不思議と楽しいんです。界隈のお店ほど混雑はしていなくて、飲んでいてのほほんとしていられる立ち飲み屋です。

扉の向こう側は夏の強い日差し。行き交う人はそんなに多くなく静かな時間。まるで別世界に迷い込んだような気分に。あれ、少し酔ってきたかな、と感じさせるのは、ここの焼酎がいつも割り材と半々になるほど入っているからなのだと思いますが(笑)

気づいたら周囲の人とも会話がはじまって軽い井戸端会議の話に。
「なゆさん、最近来ないから心配してたよ、お酒はほどほどにね。」と、取材時にも社長や常連から言われてしまいました…(笑)

月替りでイベントをやっているので、タイミングが合えば生ビール1杯100円とか、そんなサービスに出会えるかも。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

立ち飲み 喜多屋
03-3901-4767
東京都北区赤羽南1-8-1
7:00~22:00(無休)
予算1,000円