有楽町「宝」 日本酒好き必見!9蔵自慢の生酒を味わい尽くす


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毎日一回は誰かに聞かれる質問。「お酒は何が一番好きですか?」

最初に飲むのはビールで、あとは料理に合わせてお酒を選んでいきますが、やはり國酒の日本酒への想いは他のお酒とは違って、お酒好きの魂の根幹にある飲み物だと思っています。

他のお酒は「飲む」ですが、日本酒は「愛でる」という気持ち。今日はそんな日本酒を愛でる人ならば一度は飲みに行っておいて損はないお店をご紹介します。有楽町の東京国際フォーラムにある酒蔵レストラン「宝」です。

店の由来は、東京国際フォーラムの建物が船の形をしていることから「宝船」をイメージしてつけられた名前だそうです。漢字一文字ってカッコイイですよね。

場所は国際フォーラムの地下1階。東京で働いている方ならば一度はこのお店の前を通りすぎているはず。展示場にあるレストランだからと侮ってはいけません。では早速覗いてみましょう。

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お店はグループで飲む人をメインとしたつくりですが一人・二人でしっぽり飲めるカウンターもある配置。モノトーンを基調に木の素材とアクセントに赤を入れたお洒落な雰囲気。日本酒はわさわさした雰囲気で飲むよりも、やっぱり落ち着いた場所のほうが味わえますよね。

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ここ「宝」は全国9つの蔵のアンテナショップとしてのポジションでもあり、その蔵は、

山形で「大山」をつくる加藤嘉八郎酒造、宮城で「浦霞」をつくる佐浦、栃木で「開華」をつくる第一酒造、岐阜で「久寿玉」をつくる平瀬酒造店、京都で「白嶺」をつくるハクレイ酒造、奈良で「春鹿」をつくる今西清兵衛商店、岡山の嘉美心、高知の司牡丹、大分で「西の関」をつくる萱島酒造。

それぞれ個性豊かなめんめんが集まったのは12年前のこと。名門酒会が間に入って揃った各蔵。国際フォーラムは東京オリンピックの会場にもなることから、ここから世界に郷土のお酒を発信しようという想いも込められています。

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そんな9つの蔵の夏の生酒が楽しめる9蔵セット(1,980円)を味わってきました。銘柄の詳細は、

【山形】大山 特別純米生酒 出羽の里
【宮城】浦霞 純米生酒
【栃木】開華 純米生酒
【岐阜】久寿玉 純米生酒
【京都】白嶺 香田 特別純米酒 生酒
【奈良】春鹿 純米吟醸生酒
【岡山】嘉美心 純米吟醸生
【高知】司牡丹 零下生酒 土佐の超辛口
【大分】西の関 特別本醸造生酒 ひや

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日本酒は冬に仕込まれて春になって搾られたものです。今の時期になるとお酒の味が落ち着いてきて夏にぴったりの清涼感ある味わいに仕上がります。一切の加熱をしていない低温貯蔵低温提供だからこそできるフレッシュな生酒です。特別本醸造から純米吟醸までそれぞれスペックも違いますし、お米も酵母も水も違う。なにより作り手の違いを楽しむこのセットは、日本酒好きならばたまらなく贅沢なひとときになるでしょう。

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利猪口に1杯ずつ入って、すべて合わせて270mlになるとのこと。ほんの一口では飲み足りないし、だからといって多すぎると酔ってわからなくなってしまう。お酒を頭で味わうにはちょうどいい量ではないでしょうか。

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ここにあるお酒は定番の浦霞や司牡丹がやはり人気とのことですが、九州の日本酒「西の関」もイチオシ。どの蔵もハイクラス過ぎない生酒というところで本来の作り手の味が出ているように感じて飲み比べがほんとうに楽しいです。

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飲み比べのセットのほかにも9つの蔵の日本酒は幅広く取り揃えられていて、利酒師の方と相談しながらお酒を選んでいくことが出来ます。あわせるおつまみも、それぞれの蔵のある地元の食材や郷土の料理にこだわっています。地酒×郷土の肴 の組み合わせはなによりの贅沢です。

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司牡丹の高知といえばやはりカツオのたたき。

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塩タタキを少しのポン酢で食べれば、さらに日本酒が進むこと間違いなし。そういえば、国際フォーラムのある場所って昔は土佐藩上屋敷があった場所ですよね!

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国際フォーラムといえばオーケストラのコンサートも開催されていますが、そこでベートーベンを聴かせたという面白いコンセプトのお酒「嘉美心」純米大吟醸なども。

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袋取りの純米大吟醸ともなれば、お酒好きとしてはベートーベンを聴いてなくとも一度は飲んでみたいもの。

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大山の特別純米にごり酒はチーフで利酒師の敷波氏のおすすめ。「口当たり滑らか、すっきりと心地よい初夏に向いたにごりです」とオススメされています。店長の木村氏は、「これはお燗でもいけますね」と。知識が豊富で何より日本酒を愛している方がやっていることこそ、なにより大切なことではないでしょうか。

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地域にこだわった料理が豊富。お店の雰囲気や提供される料理の質を考えるとこの価格帯はかなりお得です。

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左が木村店長、右が敷波チーフ。「料理から逆引きでお酒を選ぶのも楽しいですよ」とのこと。

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東京国際フォーラムのイベント帰りに立ち寄る方がメインですが、日本酒好きの集まりで利用するのも十分に価値がありそうです。仲の良いお酒好き数人で来て飲み比べの9蔵セットで盛り上がるのも絶対楽しそう!

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お酒好きのためのお店。チェーン店やガード下の1杯飲み屋とは全く異なる、「日本酒を愛でる」という拘りをもった飲み会のときにぜひ。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)


03-5223-9888
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム B1F
17:00~23:00(土日は22:00まで)
予算5,000円



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