小川町「角打ち神田小西」 お一人様でお手軽にこだわりワイン

小川町「角打ち神田小西」 お一人様でお手軽にこだわりワイン

2015年5月7日

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神田の小西といえばこの界隈では有名な老舗酒販店。小西からお酒を入れているという飲食店は多く、千代田区周辺の飲食店さんにはお馴染みの会社です。

総合卸ということで幅広い商品を持っていることが魅力ですが、最近はとくにワインの小売に力を入れているようで、本社ビルの1階では直営のビストロも運営されています。(ワインホール神田小西)

そのすぐとなりで2013年に開いた1杯飲みスタイルのお店が今回ご紹介する「角打ち神田小西」です。店名は角打ちということですが、酒屋の隅で1杯という飲み方ではなく、しっかりと座って料理を楽しみながらワインを楽しむというお店です。酒屋の直営ですから、広義では角打ちと言えますね。

ワインホールとの違いは、あちらはデートや会食などでしっかりと食事を楽しむという使い方で、こちらはお通しがなく軽く一杯という使い方を楽しむライトなお店。二軒目利用で重宝しています。

お酒は500円から1000円程度で、さすが酒屋とうならせるしっかりとした銘柄をグラスで飲めるのが魅力。

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やはりここではワインと行きたいところですが、めずらしく生ビールのエーデルピルスを置いているので、まずはビール(580円)から始めましょう。それでは乾杯。専用グラスではないですが、ホップの味がぎゅっとつまったエーデルは大好物です。

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料理も500円から1000円程度とバル料理として嬉しい価格なので、せっかくですから1品を。たっぷりのチーズが載ったみるからに美味しそうな定番ポテトフライ。選べるタパス盛り合わせやしっかりとした牛肉ステーキやワイン煮込みもありますから、短時間にちゃちゃっと飲みたいけれど料理はしっかりつまみたいときには最適。

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おすすめの黒板は頻繁に変わるので注目です。角打ち流アンガス牛ステーキが気になるけれど、実はこの日はここで4軒目。ちょっとお腹に余裕はないので、次回のお楽しみで。

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最初はビールから始めましたが、やはりここはワインでしょう。

今年は国産ワインがメーカーや酒販店などの関係者を中心に静かに注目が集まっています。今年はサッポロビールからも一本5000円する高級国産ワイン「安曇野池田ヴィンヤード」が発売されるなど、いままさに来ている分野です。お酒を販売するプロの皆さまは口をそろえて「国産ワインは生産者がみえる、それが何より大事なこと」と話されます。地名だけは知っていても行ったことのない海外のぶどう畑より長野県池田町とか、山梨県勝沼のほうが愛着が持てるというのは確かに。

角打ち小西でも国産ワインをラインナップにしっかりと揃えていて、私はミュゼドゥヴァン善光寺竜眼をチョイス。オーク樽にて熟成した深みのある味わい、龍眼というのはぶどうの品種ですがなかなか飲む機会がなく、「ほ♪」と感じられて楽しいです。

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比較で飲むワインはオーストラリアのピノグリ。定番の味ですが、こうして国産と比較してみると日本の銘柄も十分国際銘柄と戦える味になっていると改めて感じられます。

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そんな飲み比べがワイン角打ちの良さ。好きな銘柄とチャレンジするものを飲み比べ、自分の中のワインの知識をふくらませていけるのが楽しいです。

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ちゃんとしたおつまみもあり、グラスワインは常時10種類以上揃える角打ち小西は使い勝手のイイお店です。本当の酒屋さんで飲むほどストイックな気分ではないけれど、なんとなく美味しいワインをちょっと飲みたいというときに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

直営店だけあってお酒の知識をしっかりもった店員さんが接客されているのも重要なポイントです。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

角打ち 神田小西
03-3233-2524
東京都千代田区神田小川町1-11 前田ビル 1F
17:00~23:30(日祝定休)
予算2,500円