神田「神田っ子」 飲兵衛に愛され50年、大箱酒場に浸る

神田「神田っ子」 飲兵衛に愛され50年、大箱酒場に浸る

2015年3月6日

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神田駅周辺は老舗の大衆酒場が多く、しかもどのお店も比較的大箱なのでグループで飲むときに便利な街。しかも明るい時間からやっているお店も数軒あり、まさに酒場天国といった感じ。

昼酒酒場マニアというジャンルが存在するとすれば、神田は間違いなく聖地と崇められるでしょう。

これまでもいくつものお店を紹介してきました神田ですが、今日は「箱の大きさナンバー1」のお店「神田っ子」に注目してみます。

JR神田駅から徒歩1分。半世紀以上の歴史を持つ古参のお店。ランチタイムは定食を食べるサラリーマンでにぎわいますが、ここは夜のまったり感を味わうのが好き。

ガラガラとドアをあけると80人位は入れそうな巨大な空間が広がります。そこをベテランの店員さんが二人で仕切っています。

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ビールは生がサッポロ。瓶がアサヒ。チューハイ類はひと通り。まずはレモンサワーで乾杯です。

使い込まれた一枚板のテーブルの上に、名物のまぐろブツ。大衆酒場のこの光景は、いつも見慣れているものだけれども、だからこそホッとします。

ちなみに、こんなに山盛りで420円。一人でこれだけマグロを食べる機会は滅多にありません(笑)

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昔からずっと人気のメニューが串揚げ。関西のそれとは違ってソースに浸すのではなく、上からとんかつのようにかけるタイプ。木曜日は1本80円と立ち飲み価格になっています。

ミニトマトやがんもなど変わり種もありますが、考えるのが面倒なので盛り合わせという手もあります。

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お酒をキンミヤ焼酎のロックに切り替えてのんびりしていきましょう。

こちら、おつまみのメニューは驚くほどバリエーションがあり、ゴーヤチャンプルーからチャーシュー、お刺身も色々揃い焼き鳥まであります。なんでもありの神田っ子は、どこの飲み屋に入ろうか悩んだときに、とりあえず入っておけば食べたいものが見つかる、そんなタイプです。

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宴会で使う人もいれば、同じ空間で一人酒を楽しむ常連もいる。ありとあらゆる人がこの大箱で飲んでいる、そんな光景を眺めながら飲むお酒が美味しいのです。酒場の景色に自分も身をおいて、しばらく都会の喧騒を忘れたいと思います。

大箱でだれにも干渉されずにのんびり飲みたいときに。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

居酒屋 神田っ子
03-3254-5517
東京都千代田区内神田3-19-2
16:30~23:00(土日祝定休)
予算1,800円