上板橋「ひなた」 定番かしら味噌と豊富な肴を楽しむ

上板橋「ひなた」 定番かしら味噌と豊富な肴を楽しむ

DSC02679

上板橋駅からやや離れたところに、もつ焼きの人気店「ひなた」があります。板橋区内で拡大中のもつ焼き「ひたた」の本店です。

ひなたはこちらの他に、大山と志村坂上にもお店があり、どのお店も安くて美味しいと評判で毎晩賑わっています。そのほか、最近は魚系やバルなども展開していまして、居酒屋好きとして注目のグループです。

東京野方の「秋元屋」で修行した人のお一人でして、味付けやラインナップは基本的に秋元屋と同じ。御徒町のまーちゃんや野方屋にもある味噌焼きが看板メニュー。

あまり飲み屋さんは多くない駅前をやや歩くのに、ここはいつも大繁盛。予約を受け付けていないので、だめもとでも覗いてみるしかありません。(※原則、予約不可)

お、今日は入れるんじゃない?ってとき、嬉しいんですよね。

DSC02685

本店は他のお店よりもややコンパクトな感じ。焼き台をL字で囲むカウンターと、ウェイティングコーナーを兼ねたハイチェアのテーブルが2卓。コンパクトだから注文も通りやすいですし、なによりお店の方とのコミュニケーションも楽しめます。

ビールは瓶がサッポロラガー。赤星があるのも秋元屋系列の基本ですね。そして生にはキリンハートランドを置いています。ビールで乾杯も良いのですが、ここの人気はキンミヤ焼酎の豆乳割りです。穏やかでまったりとした味の豆乳割りは実は味のしっかりした味噌焼きとの相性が良いのです。

乾杯!

DSC02686

焼きとんは1本から注文できて全部100円。盛り合わせにすると少しお得です。ひなたはパテ・ド・カンパーニュや生マッシュルームのサラダ、アヒージョなど洋食風のメニューが多いのが特長。価格も300円台が多くリーズナブルなのであれもこれも食べたくなります。

DSC02691

揚げ物も美味しく、注文後にササっと仕上げる唐揚げはこれで300円。ダイエットとか関係なしに、たまに揚げたて食べませんか?
そとはサク、中はジュワっとしています。豆乳割りは油系をきれいに包み込むので口の中は予想以上にすっきり。

DSC02694

焼きとんはおまかせ6本などがありますが、「かしら味噌味を2本入れてー」というような注文も通りますので、なにはともあれ、ここのかしら味噌を食べてみてください。

DSC02684

キンミヤのぶどう割り(300円)はもつ焼きのベストパートナー。立石などにもあるこのぶどう割りは本当のワインを入れるではなく甲類に入れることを前提につくられた天羽飲料のエキスを使っているところが多いです。

香りはぶどうジュース。味はほんのり甘く、キンミヤの味を引き立てています。美味しすぎていっぱい飲む酩酊まっしぐら。

DSC02695

しろ、かしら、ちれなどを6本(580円)。これを肴にキンミヤのぶどう割りは素直に美味しいんですよね。甘辛くて旨味のしっかりした味噌タレをつけて焼くひなたの串は、1本1本に満足度が高くてお酒のグラスをすぐに乾かしてしまいます。

味噌をつけて焼くとすぐにこげてしまうのですが、それを丁寧に処理しながら焼く秋元屋系のこの味は絶品です。

DSC02687

老舗の安定感とはまた違った、味で勝負をしている若い人のもつ焼き屋さんもいいものです。お店の人のパワーに魅せられた界隈の比較的若いお客さんで賑わう店内は、これからの時代の酒場の風景を見ているように思います。

下町酒場・古典もつ焼きのいいところをギュッと集めて、お店の人の若さと柔軟なメニュー構成・店舗づくりがされている「ひなた」のグループは、どこのお店に行っても楽しめることまちがいなし。

久しぶりに、お酒を飲むために東上線に乗って賑わう酒場を覗いてみませんか?

ごちそうさま。

 

スポンサーリンク

この記事はあなたのお役に立てましたか?

この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、
ブログランキングへ応援ボタンからの投票を1日一回いただけると嬉しいです。

にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

ひなた
03-3936-8910
東京都板橋区常盤台4-25-1 サンライフ上板 1F
火~金 17:00~24:00 /  土・祝 16:00~24:00 / 日 16:00~22:00(月定休)
予算2,200円