堀切菖蒲園「きよし」 ボールの聖地へ、安くて美味いが当たり前


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下町の酒場を語る上で外せないのが焼酎ハイボール。常連さんたちには「ボール」という名で呼ばれています。
最近はインターネットの普及でその存在が多くの人に知られるようになりましたが、その昔は一部の酒場通いをする人だけが飲んでいた特別なものでした。最近は酒造大手の宝が缶酎ハイにしたことで、コンビニやキオスクでも気軽に手に入りますが、やはり酒場で飲むのは格別です。

堀切菖蒲園はこの焼酎ハイボール発祥の地として一部の酒場ファンでの間からは「聖地」と言われていまして、いまもボールが看板ドリンクのお店が多くあります。

今宵目指したお店は、この界隈でもとりわけ”安い・美味い”と有名な「きよし」です。

 

素敵な佇まいでしょ。50年以上続くお店はやはり風格が感じられます。

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お客さんのほぼ全員が飲んでいる焼酎ハイボール(250円)。
席に座るやいなや、「ボールちょうだい!」
それでは乾杯です。

焼酎ハイボールにはディスペンサーから出てくる樽詰めタイプと、炭酸にエキス入り焼酎を混ぜてつくる二通りがあります。こちらは後者。
割ものの炭酸、昔はホープだったのですが、いまは野中食品のドリンクニッポンに。え、炭酸なんてどこでも同じ?いやいや、ドリンクニッポンの意地っ張りな泡の湧き方を見たらあなたも炭酸のとりこになるはず。

ボッコンボッコンと泡の立つ炭酸は、琥珀色の辛口のエキスと相性抜群。甲類こんなペースで飲んで大丈夫かしらと、一杯目はあっという間に空っぽに。おかわり!

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京成線沿線の飲み屋さんは安くて美味しいが当たり前。
この「きよし」はそれらのお店をさらに上回るコストパフォーマンス。ほとんどの料理が300円以下。このまるまる一匹の味のたたきも250円というのだから驚きます。

小ぶりだけれど、一人でこれだけでてきたら数品で満腹になってしまいそう。

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せりのお浸し。おひたし、ではなくて「おしたし」と呼ぶべきかしら。
これも200円程度。もうなんだか飲み屋さんの料理の相場感覚が崩れそう。安くて美味い、当たり前のことなんだれどもっとも難しいこと。

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大好物のエビフライも280円。エビフライとボールって絶対好相性だと思います。
サクサクの衣とボールのシュワシュワ、もう大満足です。

とんかつやコロッケ、ハムカツ、天ぷらに厚揚げ、秋刀魚の塩焼きまで幅広く揃う、典型的な下町酒場。

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塩辛は驚きのてんこ盛り。このお店、どの料理もほんとうに量が多くて気前がいい。そして、この塩辛、普通の味かなぁーと思っていたら期待を上回る美味しさ。
え、うそ、これなら全部食べられるかもしれない。

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ならばと注文しましたはんぺん焼き。色のつき具合が食欲をそそります。
このはんぺんに塩辛をのせて食べれば、手軽に最高のおつまみに。お腹も膨れにくくカロリーも低いので、梯子酒ではこういうチョイスは必須です。

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ボールを合計4本飲んで満足満足。飲む度に手元に炭酸の空き瓶が溜まっていくので、いっぱい並ぶとちょっと恥ずかしい。
ふぅー、心地よく飲みました。

時計を見れば、まだ17時前。このお店は15時から開いている貴重な昼酒酒場。スタートが早ければ、それだけ飲めるというもんですから、堀切菖蒲園のスタートは「きよし」で決まりだね!

16時頃には地元のお客さんが次々やってきて満席に。さすが、長く続くお店は違います。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見なゆ)

きよし
03-3690-9947
東京都葛飾区堀切5-23-6
15:00~22:00(木・2水・4水定休)



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